Mbile01がRICOH「GR IIIx」のレビューを公開。レンズの解像性能や色収差、逆光耐性など様々な状況で撮影したテストショットを確認できます。効果的な手ぶれ補正なども評価していますね。
Mobile01:RICOH GR IIIx 評測報告|搭載全新 40mm f/2.8 ? 帶來截然不同的構圖視角!
カメラの紹介:
- リコーイメージングは突如として新製品「GR IIIx」を正式発表した。GR IIIと同じAPS-C CMOSセンサーとGR Engine VI、アクセラレータユニットを搭載しているが、お馴染みの28mm F2.8レンズではなく、40mm F2.8レンズを使用している。
ビルド・外観:
- 外観はGR IIIと全く同じだ。少なくとパッと見た限りでは見分けがつかない。ただし、ズボンのポケットに突っ込む際にGR IIIとの違いが分かる。
- マグネシウム合金ボディだ。金属パーツでマットな質感である。
携帯性:
- 109.4×61.9×35.2mmのサイズに、262gの重量を実現している。開発は難しかっただろうが、彼らはやり遂げた。
レンズ:
- 5群7枚のレンズ構成中に2枚の非球面レンズを使用している。
- 2段分の内蔵NDフィルターを搭載している。
- 絞り羽根は7枚だ。
- クロップにより換算50mm・71mmの画角を得ることが出来る。
- 焦点距離が長いので被写界深度が浅く、ボケを得やすい。半身のポートレートに適してる。
- マクロモードは最短撮影距離が12cmだ。GR IIIと同じ倍率ではないが、近接時に発生する歪みを回避することが出来る。
- F2.8からF11で実用的な画質だ。F16まで絞ると少しソフトな印象を受けるが、それでも許容範囲内である。
- 非球面レンズ2枚のみで低分散レンズは使用していない。しかし、開放絞りから色収差は穏やかで、1段絞ると解消する。
- 逆光耐性は平凡だ。絞り開放だとゴーストは見えないが、絞ると影響が目立つ。GR IIIのマルチコーティングと同じだと思われる。
グリップ:
- 記載なし。
操作性:
- 上部や背面のコントロールはGR IIIとそっくりだ。
- 小型化を実現するためにAFL/AF-Cスイッチと露出補正ボタンが省略されている(訳注:GR II比で)。特に露出補正ボタンは体に馴染んだ操作だったので、省略されたのは受け入れがたい。
- 背面ホイール操作とタッチパネル操作が加わったことで、全体的な操作性はGR IIと同等か、それ以上となっている。ADJボタンは前モデルよりも良好だ。
手ぶれ補正:
- 静止画・動画に対応した3軸4段分のボディ内手ぶれ補正を搭載している。
- 0.4秒で撮影したところ、補正効果は明らかだ。PENTAXを吸収したリコーの技術力の高さを見せつけられた。
ファインダー:
- 記載なし。
モニター:
- 記載なし。
メニューシステム:
- 記載なし。
オートフォーカス:
- 記載なし。
連写性能:
- 記載なし。
画質:
- GR IIIと同じ、ローパスフィルターレスの2400万画素 CMOSセンサーを搭載している。
ダイナミックレンジ:
- 記載なし。
仕上がり:
- 記載なし。
動画:
- 動画撮影はPモードしか使えず、絞り優先やマニュアル露出が無いのは残念だ。
総評
GRDシリーズとGRシリーズは、長年にわたり2年ごとの更新サイクルを繰り返しており、GR IIIxはGR IIIからちょうど2年になる。従来機を使用して焦点距離を変更したのはこれが初めてである。主な理由は何か? 水面下で新型機をテスト中なのか、それともGR IVへの道筋をつけるためなのか? 今のところ、メーカーがGRをどうしようとしているのか予想するのは難しい。
正直なところ、先月のGR IIIxの登場には本当に驚いた。換算40mm F2.8というGRの伝統を覆すようなレンズが追加されたことにも驚いている。イノベーションは変化によって達成し、競争はイノベーションでのみ達成される。ペンタックスの買収後、GRは確かに進化しているように見える。
GR IIIxは、画質的に見るとGR IIIとほぼ同等で、ローパスフィルターがないことが最大のメリットである。とてもシャープな画質で、ディテールに潰れた描写は見られない。
新しく瞳AFに対応しているが(GR IIIもVer1.50で対応)、被写体が静止しているときにのみ検出され、AFCでは動作しない。これは、今後改善していかなければならない部分のひとつだが、GR IIIxはGR IIIからハード性能を受け継いでいる。当然ながらAF性能には限界がある。
以前使っていたGRに比べて、40mmは子供のアップを撮るときにも近寄る必要がなく、背景がごちゃごちゃしないような構図にすることができる。
- 長所:
・マグネシウム合金ボディ
・換算40mm
・内蔵NDフィルター
・3軸4段分のボディ内手ぶれ補正
・AFやメニュー操作に使えるタッチモニタ
・USB-C経由で充電・給電に対応
・2GBのメモリー内蔵- 短所:
・露出シュミレーションオフの機能がない
・動画撮影でマニュアル露出には非対応
・AFC時のフォーカス速度
とのこと。
少なくとも遠景は周辺部まで非常にシャープで、携帯性の高い40mm単焦点カメラに仕上がっている模様。色収差も良好に補正されていますが、逆光耐性は抜群のパフォーマンスではないようです。今のところ、このレンズ用のフードはありませんが、そのうち社外製アクセサリーとして出回るかもしれませんね。
ボディ形状・デザインはGR IIIをそのまま継承。個人的に背面のコントロールダイヤルはもう少し使いやすい(反応が良い)と良かったのですが、その辺りも継承しているようです。
購入早見表
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GR IIIx Urban Edition | |||
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