Admiringlightがコシナ交換レンズ「HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical」のレビューを掲載しています。
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- 過去10年間のフォクトレンダーを彷彿とさせる金属鏡筒だ。レンズは写真で見るよりも少し大きく感じるが、とてもコンパクトなレンズだ。
- 電子接点を持っているが間違いなくマニュアルレンズである。
- レンズフードは固定式だ。
- フォーカスリングはとても滑らかである。被写界深度が深いのでもう少し硬いほうが良いが、悪く無い。
- 10mmを使い続けると、16mmでさえ望遠のように感じてしまう。インテリアや独創的な表現に適している。
- 画角が広いため、クロップして使うとチルトシフトレンズのような使い方が可能だ。
- 使いこなすのが難しいレンズだが、目を鍛えることが出来ればとても価値がある。
- 四隅のシャープネスまで期待していなかったが、フレームの80%はとてもシャープである。四隅は少しソフトでF11まで絞ってもソフトなままだ。クレイジーな画角を考えるとフレーム全体で見事な性能だ。
- コントラストと発色は優れている。発色なニュートラルでコントラストはかなり強い。
- 色収差はこのレンズにおける弱点の一つだ。フレーム隅で倍率色収差がとても目立つが後処理でほぼ修正可能だ。
- 歪曲は一部の状況を除いて目立たない軽度なものだ。
- フレアは最小限に抑えられている。さらに、絞ると素敵な光芒を作り出すことが可能だ。
- 周辺減光が強く、これは絞っても改善しない。
長所:優れたビルドクオリティ・頑丈な構造・焦点距離を考慮するとコンパクト・個性的な画角・フレームの大部分がとてもシャープ・ほとんどの状況で良好な逆光耐性・広角レンズとしては歪曲が小さい・優れた発色とコントラスト・適正価格
短所:四隅が少しソフト・倍率色収差が大きい・周辺減光が大きい
本当に個性的なレンズだ。世界でも珍しい画角のレンズである。
完璧なレンズでは無いが、光学性能はとても良好だ。四隅はソフトだが、全体の解像度はとても良好である。周辺減光はシャドー持ち上げでノイズを伴うものの補正可能だ。
欠点はあるがこの素晴らしいレンズの評価を損なうものでは無い。素晴らしいコントラストと発色を伴い、逆光耐性は強力だ。私がこのサイトを立ち上げて以来、使用してきたレンズの中で最も楽しい一本となった。
とのこと。
10mmを使って素晴らしい作例を多数掲載しているのでおススメ。
チルトシフトレンズのように使うのも楽しそうですね。高画素機でクロップ前提で撮るのも一つの手かもしれません。「四隅が絞ってもソフト」と述べていますが、ウェブ用の素材や小さなプリントならば実用的な画質と言えそうです。
HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Asphericalのレビュー・作例を集めるページはコチラ
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