DpreviewがHUAWEI P20 PROのファーストインプレッションを掲載しています。
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- HUAWEI P20 PROは少なくともカメラ機能は最も革新的な携帯端末で間違いない。カメラモジュールはライカと共同開発され3つのセンサー/レンズモジュールが組み合わさった最初の製品だ。
- メインカメラ:クワッドべイヤー構造の1/1.7インチ 大型RGBセンサーは光の取り込み量が多くノイズレベルを低く保つように設計されている。
- サブカメラ:モノクロセンサーはボケシュミレーション効果の推定深度を識別したり低倍率のデジタルズームで役に立つ。さらにディテールやノイズレベルの改善にも作用している。
- テレカメラ:換算80mmとなる専用テレカメラは3倍以上のズーム倍率で動作する。
- 明るい状況で細かいディテールと非常に低ノイズの画像が生成される。スマートフォンのカメラで撮影した青空でよく発生する粒子は目立たない。ダイナミックレンジは優れており、スマートフォンのカメラとしては白飛びがとても少ない。
- 薄暗いバーのような状況でもノイズレベルはとても効果的に抑えられている。シャドーには細かい粒子が目立つものの、全体的な画質は綺麗である。細部のテクスチャは損失しているが、大きく拡大しないと分らないだろう。エッジのディテールはまだとてもシャープで色は良好に維持されている。
- 薄暗い通りではP20 PROの限界が見えてくる。しかし、良好な露出で色描写は綺麗なままだ。しかし、ディテールは損なわれ、細部のテクスチャはとてもソフトだ。手振れも発生しやすい。
- ズームはP20 PROのハイライトな機能の一つだ。3倍ズームの元画像を確認すると分るように従来のスマートフォンよりも一歩先を行く優れたディテールだ。5倍でディテールやテクスチャの損失が目立つようになるが、SNSなど小さな出力サイズなら使用可能である。10倍ズームは非常用だ。コンパクトデジタルカメラの光学ズームと比べることは出来ないが、スマートフォン用カメラとしては優れている。薄い携帯端末にテクノロジーを圧縮できたのはHUAWEIの功績だ。
- 屋内でズームを使用しても明るい屋外で撮影したディテール・ノイズと大差はない画質を維持している。
- ズーム機能は光学ズームと同様に圧縮効果を演出する場合に役に立つ。しかし、ズーム機能を使うと色再現の鮮やかさや白飛び耐性で少し損失を感じる傾向がある。
- スマートフォンカメラとしてはズーム性能がとても優れているが、ズームインすることで露出がとても不安定となる。この不具合はプロダクションモデルで修正されることだろう。
- 最新のハイエンドスマートフォンと同様にポートレートモードを備えている。頭と肩が写る大きさで良好に機能する。標準のボケ量は心地よく非常に正確だ。不自然さは僅かである。しかし、全身ポートレートの場合はボケシュミレーションがほぼ機能しない。
- ポートレートモードは肌調を滑らかにするため、ポートレート以外の場合には絞りモードを使うと良いだろう。ポートレートモードと似た結果を出すものの、複雑な被写体はボケ生成で問題発生する可能性が高い。
- 動画撮影時の手振れ補正はHUAWEI P20 PROの強みだ。手持ち撮影でとても滑らかに安定する。
本気を数日しか使っていないが、これまでで最も進化したスマートフォンと言うことが出来る。全体的に画質はとても良好でディテールはとても高い。全ての光環境でとても低いノイズレベルと優れたダイナミックレンジを備えている。
これらのパラメーターはGoogle Pixel2やGalaxy S9 Plusと違いは無い。しかし、P20 PROはズーム機能で競合から一歩先を歩いている。ソフトウェアにはいくつか悩みを抱えているものの、プロダクションモデルで改善することを願っている。
2018年はまだまだ続き、競合各社がどのような対抗モデルを用意するのか気になるところだ。
とのこと。実写を確認すると屋内でも確かに低ノイズで使いやすい画質を維持しているようです。ISO1600程度なら常用可能な画質を維持していますね。
さすがに光学ズームを搭載するコンパクトデジタルカメラと比べると分が悪いようですが、SNSやウェブ上ならば十分な性能を備えているようです。
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