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LAOWA 100mm F2.8 Ultra-Macro APOはMFレンズだが優れた画質の2倍マクロ

Digital Camera WorldがVenus Opticsの交換レンズ「Laowa 100mm F2.8 Ultra-Macro APO」のキヤノンRFマウント用をレビュー。フルマニュアルレンズですが、使いこなせば非常に良好な画質の2倍マクロレンズとなるようです。

  • 最大撮影倍率1倍が一般的な100mmマクロにおいて、このレンズは最大2倍の撮影が可能だ。
  • 一眼レフ用レンズだが、ここ最近キヤノンRFマウント・ニコンZマウントに対応した。一眼レフ用と異なり、絞り羽根は13枚と非常に多い。
  • 電子接点を備えているのはキヤノンEFマウントのみだ。他のマウント用は電子接点が存在しないのでフルマニュアル操作となる。また、レンズ情報も記録されない。
  • フォーカスリングの回転角は90度を少し超えている。ピント距離0.25m?0.5mで回転量の大部分を占めている近距離特化型だ。
  • 絞りリングは1段ごとに辛うじて知覚できるノッチを備えている。動作は滑らかだ。
  • ビルドクオリティはとてもしっかりとしているが、防塵防滴仕様ではない。
  • レンズ全長は155mmと長いが、インナーフォーカスタイプだ。1倍時でワーキングディスタンスは9cm、2倍時は7cmまで短くなる。
  • 手ぶれ補正を搭載していないのでボディ側のセンサーシフト式手ぶれ補正が有効である。(今のところソニーα・ニコンZのみ)
  • 全体的に画質がとても良好だ。絞り開放でも隅まで優れたシャープネスである。F16まで絞っても良好な画質だが、F22まで絞ると低下する。
  • ラボデータ
    ・シャープネスはF2.8からフレーム全体で素晴らしい性能だ。F11までこのパフォーマンスが続く。F16-F22で少し低下するが、非常に良好な状態である。
    ・色収差は絞り値全域で無視できる数値だ。
    ・歪曲は最小限の糸巻き型である。

フルマニュアルレンズだが、非常に良好で信じられない程のディテールを生み出す光学性能だ。2倍マクロはフォーカス精度や手ぶれに注意する必要があるものの、とても見事な写真となる可能性がある。

長所:最大撮影倍率 ×2.0・正確なMF・良好な画質

短所:AF非対応・電子接点なし・2倍マクロ時のワーキングディスタンス

Digital Camera World:Laowa 100mm f/2.8 2x Ultra Macro APO review

とのこと。
国内ではまだキヤノンRF・ニコンZマウントの取り扱い開始は始まっていません。ただし、公式サイトから個人輸入で購入可能となっています。以前から高い評価を得ている2倍マクロレンズであり、Digital Camera Worldも同様の結果となった模様。電子接点を持つキヤノンEF用と違い、レンズ側で絞り操作の必要性があるのは難点ですねえ。ただし、絞り羽根が13枚と非常に多く、絞っても綺麗な玉ボケを期待できそうです。

「APO」と冠しているだけあって、色収差を良好に補正し、光学性能も絞り開放から隅までシャープ。Flickrの専用ページでユーザー投稿を確認しても、確かにシャープなレンズだと感じます。マニュアルマクロレンズとしてはフォーカスリングの回転量が小さいので、無限遠で繊細なピント操作が多いと苦労するかもしれません。

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