LenstipがVenusOptics「Laowa 15mm f / 2 FE Zero-D」のレビューを掲載しています、
Lenstip
- 製造国は中国だ。
- 金属マウントに電子接点は存在しない。
- 12mm幅の絞りリングは1段ごとにクリックストップが発生する。
- 被写界深度指標はF5.6、F11、F22が存在する。
- フォーカスリングは滑らかに動作する。回転角は100度でその大部分が近接時であり、無限遠側の回転角は5度前後しか無いのは問題だ。
- 解像:
・中央:絞り開放は「ベストの解像性能を持つレンズ」とは言い難い。F4近くまで絞ると60lpmmに達するが、このシステムのベストスコアから12lpmmほど低い数値だ。とは言え、絞り開放から49lpmmを超える良好な画質であり実用的である。
・APS-C・四隅:小さく、明るい超広角レンズらしい性能だ。まずまずの結果を得るためにはF4近くまで絞る必要がある。F5.6-F8まで絞ったとしても良像とは言い難い、僅かに”まずまず”を上回るレベルだ。- 軸上色収差に関して問題は何も無い。色づきを見つけるのは難しいだろう。
- 倍率色収差は0.05-0.07%と低い数値だ。とても肯定的に評価できるパフォーマンスである。
- 歪曲はAPS-Cで-1.06%、フルフレームで-1.68%とライバルと比べて好調な結果である。以前にテストした14-15mmのレンズは-3%?-2%だ。
- コマ収差はLaowaの強みとはならない。残念なことにAPS-Cフレームの隅でも変形があり、フルフレームの隅はただただ大きい。1段絞ると改善するが、まだ不十分である。
- 非点収差は我々の測定で11.2%と中程度の量である。
- 周辺減光はAPS-Cの絞り開放で-1.38段と目立つ数値で絞るととてもゆっくり改善する。フルフレームの絞り開放は-3.13段と非常に大きく、F2.8まで絞っても巨大だ。F11-F16まで絞っても残存している。
- 逆光耐性はまずまず良好だ。
長所:頑丈な金属鏡筒・この仕様のレンズとしては小さい・円形フィルター使用可能・良好な中央画質・無視できる軸上色収差・僅かな倍率色収差・ライバルと比べて歪曲が少ない
短所:隅の画質・目立つ球面収差・周辺減光が絞っても発生する・コマ収差が大きい・フォーカスリングの回転角が小さい
我々が肯定的に評価した「Laowa 7.5mm f/2 MFT C-Dreamer(110度の画角でF2の明るさを持つ小さなレンズ)」と兄弟レンズになるLaowa 15mm F2は同じように評価することはできない。
円形フィルターを装着できる点は評価できるが、価格と見合った仕様であるかと言うと私は思わない。マニュアルフォーカスリングの回転角が小さいことも私の評価を下げている。
とのこと。
仕様や価格はマイクロフォーサーズ用「Laowa 7.5mm f/2 MFT C-Dreamer」と比べて妥当な値付けかなと感じますが、解像性能はLaowa 7.5mmと比べて少し伸び悩んでいるように感じますね。(7.5mmの中央解像は純正レンズと比べても互角以上の性能を発揮)
さらに、この画角のFE用単焦点レンズは「AF14mm F2.8 FE」「Batis 2.8/18」「VoightLander?Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III」「14mm F1.8 DG HSM」などなどAF駆動や電子接点を持つモデルが多いのでちょっと割高と感じるかもしれません。
個人的にマイクロフォーサーズ用のLaowa 7.5mm F2は気に入っているのでα7 IIIの購入を気に検討していたのですが…。
Laowa 15mm f / 2 FE Zero-Dのレビュー・作例を集めるページはこちら
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