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LAOWA 50mm f/2.8 APOは優れた解像性能と色収差補正だが無限遠で歪曲が目立つ

Richard WongがVenus Optics「LAOWA 50mm f/2.8 2X Ultra Macro APO」のレビューを公開。オリンパスと同等のシャープネスを実現し、優れた色収差補正とボケ描写を備えているとのこと。

Richard Wong:Laowa 50mm f/2.8 2X Ultra Macro APO

  • マクロレンズと言えば等倍までのレンズが大部分だが、このレンズは2倍までクローズアップが可能だ。マクロから風景・ポートレートまで対応することが出来る。
  • マイクロフォーサーズでは初となる2倍マクロレンズである。
  • 焦点距離や開放F値はオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」と似ているが、比較して全長は短い。そしてオリンパスの最大撮影倍率は1.0だ。
  • 従来のLAOWAレンズは完全なマニュアルレンズであり、電子接点などは存在しない。しかし、Venus Opticsはマイクロフォーサーズシステムに賛同し、レンズ情報を受け取る電子接点を搭載している。
  • レンズ情報を受け取ることで、レンズ名や絞り値をEXIFに記録することが出来る。さらに絞り羽根は電子制御に対応し、カメラ側から操作することが出来る。このため、このレンズレンズには絞りリングが存在していない。
  • 露出設定が小絞りでも、ライブビュー中は絞りを開けておくことが出来るのでピント合わせが簡単になっている。また、フォーカスリングの回転と連動してカメラの自動アシストを起動させることも可能だ。いちいちボタンカスタマイズに登録する必要は無い。
  • このレンズはレビュー用に貸与されたプリプロダクションモデルだ。
  • フォーカスリングを回転させると自動アシストは動作する。ただし、ライブビュー下部のピント位置表示は動作しない。(固定されたまま)
    既にこの問題を報告しているが、対応することは無いと思われる。
  • このレンズのビルドクオリティはとても良好だ。金属製外装はコンパクトながら非常に頑丈だ。オリンパスレンズと比べると重量差は顕著だ。
  • フォーカスリングは滑らかに動作する。回転角度は約160度である。
  • インナーフォーカス(訳注:外装内でレンズが前後に移動する)のためフォーカス操作によるレンズ全長の変化は見られない。
  • オリンパスと比べると100ドルほど低価格だ。
  • 等倍時に絞り開放を使った際の画質はとても良好だ。F4まで絞っても大きな改善は見られない。シャープネスはF2.8から非常に優れている。パフォーマンスはオリンパスとよく似ている。
  • 2倍マクロ時はF4まで絞れば問題は無くなり、F5.6で本当に良好だ。とは言え、被写界深度が非常に狭いため、絞り開放を使うのは難しい。
  • 距離を離しても中央は絞り開放から非常に良好だ。F4まで絞るとシャープネスは僅かに向上する。パフォーマンスはオリンパスと非常によく似ている。四隅も非常に良好で、オリンパスと酷似したパフォーマンスだ。
  • 歪曲収差の影響はピント距離により変化する。近距離の場合は問題とならないが、20mや無限遠に設定すると糸巻き型の歪曲収差が目立つようになる。遠景がメインの場合は最適な選択肢とは言えないだろう。
  • 絞り開放から目立つ周辺減光は見られない。
  • 色収差は良好に補正され、色ずれが全く見られない。見事なパフォーマンスだ。
  • ボケはオリンパスよりも滑らかな描写だ。絞るとLAOWAは絞り羽根の形状が目立ちやすくなる。
  • 逆光耐性はマクロレンズで重要な要素では無いが、オリンパスよりもやや悪い。逆光環境で少しゴーストが発生するかもしれない。
  • 手持ちでのマクロ撮影はかなり難しい。ISO感度上げてシャッタースピードを速くし、連写モードで数枚撮影したほうが良いだろう。
  • 2倍マクロ時はワーキングディスタンスがほとんど無い。

LAOWAとオリンパスは非常に似ており、どちらも優れたマクロレンズだ。レンズフレアや無限遠側の歪曲収差補正は後者が優れ、ボケや色収差補正は前者が優れている。特に色収差補正は見ごろである。

どちらか選ぶ場合、私なら画質はそれほど重要ではないと感じる。オリンパスはAFに対応し、遠景での撮影能力も優れている。汎用性を考慮するとオリンパスだ。LAOWAは2倍マクロに対応し、新しい可能性を切り開くことが出来るレンズである。

とのこと。
APOと冠しているだけあって色収差補正は非常に良好な結果を得ることが出来るようです。光学性能はオリンパスと同等ですが、無限遠時は歪曲収差が目立つようになるので気を付けたいところ。

肝心の2倍マクロですが、近接時でも収差が良く抑えられ、良好な画質を維持している模様。ワーキングディスタンスが非常に短いのでマクロライトやフラッシュは必須かもしれませんね。

フォーカスリング操作時にピント位置が表示が動作しないという事は距離エンコーダが非搭載なのかもしれません。

LAOWA 50mm f/2.8 2X Ultra Macro APO交換レンズデータベース

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