LAOWA FFII 10mm F2.8 小型軽量ながら驚くべき光学性能

Mobile01が「LAOWA FFII 10mm F2.8」のレビューを公開。歪曲収差が光学的に良く抑えられ、解像性能はF5.6まで絞ると全体的にシャープと評価。AFのサンプル動画や高解像の作例を多数掲載しています。

Mobile01： Laowa FF II 10mm f/2.8 Zero-D AF 評測報告｜副廠超廣角首選、老蛙光學性能的展現！

外観：
・これまでのMFレンズと異なり、日本のAFレンズに近いデザイン。モダンな外観。
・外装のカラーリングは黒ではなく濃い青。
・77mmフィルターに対応。
・レンズキャップには紛失防止用のストラップ孔がある。
・金属製フードは着脱可能。

構造：金属鏡筒。マウント部は防塵防滴。

携帯性：10mm F2.8の超広角レンズとしては小型軽量。

操作性：AF/MFスイッチのみ。

AF：STM駆動で動作。日本や韓国製のレンズほど高速ではないが、AF-Cではとても良好。

MF：個人的には許容範囲内のフォーカスブリージング。

マクロ：最短撮影距離0.12mで、撮影倍率が0.24倍と高い。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：
・中央：F2.8-4から実用的、F5.6でとても良好。
・隅：中央と同じ。ディテールにこだわる場合はF5.6まで絞る。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：記載なし。

軸上色収差：F2.8で若干の色づき、F5.6で無視できる範囲。

倍率色収差：目立たない。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：ゼロ歪曲にちかい補正状態。

周辺減光：絞っても周辺部の光量に変化がない。
（訳注：レビューでは肯定的ですが、サンプルの確認は必須）

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：完璧ではないが、コーティングの効果はあると思う。

光条：F4から発生する。

作例集：高解像サンプル多数。

総評：F5.6がスウィートスポット。歪曲収差の補正状態をはじめ、驚異的で優れた光学性能。小型軽量でフィルターにも対応。

競合について：記載なし。

備考：

とのこと。
LAOWA初のAFレンズであり、フルサイズミラーレスでは貴重な10mm AF単焦点レンズ。ソニーEマウントとニコンZマウントでAFに対応するほか、キヤノンRFやライカLマウント用のMF用レンズもラインアップされています。販売価格は799ドルで、焦点距離とF値を考慮すると手ごろな価格設定。あとは小型軽量な10mm F2.8で十分な画質が得られるのかどうか気になるところですね。

Mobile01のレビューでは、全体的に良好な結果が得られるようです。フレーム隅もF5.6からF8くらいまで絞ると良好な結果となる模様。解像性能に関してDustin AbbottやPhillipreeveと評価が一致しており、フレーム全域の性能を重視する場合はF5.6-8まで絞って使うのが良さそうです。逆光時のフレア耐性は完璧と言えないものの、従来のLAOWAレンズと比べると健闘しているようにも見えます。

LAOWA初のAFレンズですが、サンプル動画を確認する限りでは快適なAF性能が得られている模様。0.24倍の撮影倍率を備えた超広角としてはフォーカスブリージングも良く抑えられていますね。周辺減光はあまり気にならないようですが、他のレビューサイトでは厳しく評価している場合が多いです。このあたりは他のレビューやサンプルも確認したほうが良いかもしれません。

LAOWA FFII 10mm F2.8 最新情報まとめ

2024年2月20日発表
2024年4月19日発売予定
初値：148,500円

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