LAOWA FFII 10mm F2.8 はF5.6で画質の均質性に優れる

Sony Alpha Blogが「LAOWA FFII 10mm F2.8」のレビューを公開。フルサイズ10mmレンズとしては複数の強みを持ち、F5.6まで絞ると画質の均質性で競合製品のMFレンズを上回ると評価。

Sony Alpha Blog：Laowa 10mm F2.8 AF

外観：鏡筒に左手を添えるスペースがほとんどないため、構えたままの姿勢が難しい。77mmフィルター。

構造：とても良好な作り。

携帯性：太いが重くはない。

操作性：AF/MFスイッチ。

AF：とても良好。目に見えるフォーカスブリージング。

MF：フォーカスリングがとても大きい。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：中央はF2.8から良好で、F4まで絞ると非常に良好。F5.6で全体的に非常に良好となる。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：接近することで綺麗なボケ。F4で玉ボケが五角形。

軸上色収差：F2.8で目立つ。

倍率色収差：記載なし。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：わずかな樽型だが近距離で増大する。

周辺減光：F2.8でとても目立つ。F16でも依然として顕著。動画のクロップではあまり目立たない。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：平凡だがハロが頻繁に発生する。

光条：F5.6で素敵な光条。本当に素晴らしい。

作例集：

総評：10mmのレンズとしてはいくつかの強みを持ち、強くおすすめできるレンズ。（色再現・F2.8・F5.6の均質性・AF・電子接点）

競合について：フルサイズ10mmでF2.8をカバーしている世界初のAFレンズ。MF10mmと比べて少し重い。F2.8の大口径だが高価。四隅の性能が良好。F5.6での一貫性はLAOWAが有利。

備考：

LAOWA初のAFレンズにして、フルサイズミラーレスでは貴重な10mm AF単焦点。ソニーEマウントとニコンZマウントでAFに対応するほか、キヤノンRFやライカLマウント用のMF用レンズもラインアップされています。販売価格は799ドルで、焦点距離とF値を考慮すると手ごろな価格設定。あとは小型軽量な10mm F2.8で十分な画質が得られるのかどうか気になるところですね。

Sony Alpha Blogのレビューでは、この画角のレンズとしては全体的に良好な結果が得られるようです。フレーム隅もF5.6からF8くらいまで絞ると良好な結果となる模様。解像性能に関してDustin AbbottやPhillipreeveと評価が一致しており、フレーム全域の性能を重視する場合はF5.6-8まで絞って使うのが良さそうです。逆光時のフレア耐性は完璧と言えないものの、従来のLAOWAレンズと比べると健闘しているようにも見えます。周辺減光は場合によって画像編集時の修正が必要となるものの、それ以外に大きな欠点は無い模様。

LAOWA FFII 10mm F2.8 最新情報まとめ

2024年2月20日発表
2024年4月19日発売予定
初値：148,500円

LAOWA FFII 10mm F2.8 AF Sony E
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
LAOWA FFII 10mm F2.8 AF Nikon Z
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
LAOWA FFII 10mm F2.8 Canon RF
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
LAOWA FFII 10mm F2.8 Leica L
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo