Lenstipがパナソニック「LEICA DG 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.」のレビューを掲載しています。
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Lenstip
- パナソニックのレンズとしては大きく重いレンズだが、フルサイズ用レンズよりも小さく接写性能は高い。
- このレンズは日本製だ。
- 金属製の鏡筒である。
- 47mm幅のズームリングは50、70、100、150、200mmの焦点距離表示がある。動作はズームレンジ全域で程よく抵抗感がある。
- 23mm幅のフォーカスリングはバイワイヤ式だ。
- 手振れ補正の実測値は最大で約4.3EVと評価できる素晴らしいパフォーマンスだ。Dual.I.S II対応機と組み合わせることでさらに改善するだろう。
- シャープネス:
・中央:テストしたレンズのパフォーマンスは非常に優れている。全ての焦点距離で絞り開放から60lpmmを超えている。レコードブレーカーとはいかないが、絞ると最大値で80lpmm近くまで改善する。
・隅:どの焦点距離でも絞り開放から50lpmm以上と堅実で実用的なパフォーマンスだ。中間域で絞りによる改善幅が大きいのは色収差が関係している。- 軸上色収差の問題はない。
- 倍率色収差の結果は穏やかだ。中間域の焦点距離ではどの絞り値でも収差がとても小さい。
- 球面収差による影響は無い。
- 歪曲収差はRAWで50mm(0.60%)、100mm(0.71%)、150mm(0.85%)、200mm(0.88%)だ。フルサイズ用のレンズは間違いなく1%を超える数値なので補正が必要だが、このレンズで1%を超えることは無い。
- コマ収差の補正はとても効果的だ。
- 非点収差は100mmと200mmで最も影響が大きくなり、50mmで影響が小さい。
- ボケは素敵に見えるが、玉ボケには縁取りがあり非球面レンズによる影響を確認できる。
- 周辺減光は50mm(-1.43EV)・100mm(-0.83EV)・150mm(-1.12EV)・200mm(-1.18EV)だ。デジタル補正量は少なくRAWの結果も似ている。フルサイズのレンズと比べて良好だ。
- 逆光耐性は広角側でまずまず、望遠側で少し悪化する。全体的な結果はこのクラスのレンズとさして変わらない。
- オートフォーカスは動作音が全くなく、速度はピント全域を0.4-0.5秒で移動する。フォーカス速度は非難するべき点が無く、このカテゴリのレンズとしては最も接写できると考慮すると特に良好な結果だ。しかし、悪条件ではオートフォーカスが迷う場面があった。
長所:頑丈で高いビルドクオリティの鏡筒・とても良好な中央画質・程よいフレーム隅の画質・適切に補正された倍率色収差・僅かな軸上色収差・球面収差の問題が無い・問題無い歪曲収差・僅かなコマ収差・良好な手振れ補正・高速、正確、静音なオートフォーカス
短所:中間域で非点収差が少し大きすぎる・逆光耐性がより良好であれば良かった
長所は多く、欠点の二つは深刻な問題ではない。フルサイズ用100-400mmと比べて本当に小さく便利なレンズだ。
とのこと。
テレコン装着時のテスト結果はありませんが、マスターレンズの性能はとても良好のようですね。フルサイズ用100-400mmのレンズと比べて1段明るく、歪曲や周辺減光の補正状態も良好とのこと。
フルサイズ用と比較して価格差は大きくありませんが、小型軽量でオートフォーカスが軽快と言うポイントは強みとなるかもしれませんね。個人的に「LEICA DG100-400mm」に近い価格設定だともう少し買いやすかったかなと…。
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