Photo by Richardがパナソニック「LUMIX LX100 II」のレビューを掲載しています。
スポンサーリンク
華は無いが使いやすくなった2代目
- デザインはLX100とほぼ同じだ。
- 絞りリングとシャッタースピードダイヤルを”A”に設定することでマニュアルモード(ISOオート・露出調整対応)となる。
- 背面モニタはLX100より高解像でタッチ操作に対応している。驚いたことにチルト機構は備わっていない。
- 電子ファインダーを覗きながらタッチ操作でAFポイントを移動することが可能だ。
- 電子ビューファインダーは相変わらずフィールドシーケンシャル液晶だ。大きなファインダー倍率では無いが十分な大きさであり、小型カメラとしてはかなり良好だ。フィールドシーケンシャル液晶に不満を持つ人もいるだろうが、私は特に問題を感じなかった。
- 内蔵フラッシュは無いがホットシューに装着する外付けフラッシュが付属している。低照度性能とダイナミックレンジはとても良好なためフラッシュの必要性は無かった。正直に言って箱にしまったままとなるだろう。
- 操作性は全体的に素晴らしく、すべてがとても使いやすい。
- 電源を投入してから撮影可能な状態まで1?2秒かかる点は不満だ。また、電源オフ時やスリープ時にレンズが戻る時も1?2秒ほどかかる。手動であれば自由に操作できバッテリーも節約できると思うのだが…。
- バッテリーはLX100と同じBLG10を使用する。バッテリーライフはLX100より僅かに短い。幸いにもUSB充電に対応している。しかし、電源をオフにしなければバッテリーは充電出来ない。
- レンズは換算24-75mmの焦点距離を持つF1.8-2.8のズームレンズだ。マイクロフォーサーズセンサーを持つカメラのレンズと考えるととても明るいズームレンズである。
- 絞り開放から中央から端までとても良好なシャープネスだ。
- 広角側には少し歪曲が発生している。沈胴ズームレンズと考えるとそれほど悪く無い結果だ。
- 発色は美しく、9枚絞りのボケはとても心地よい。
- 明るい光源を撮影するとレンズフレアが発生する。特に前景が暗いと目立つ。間違いなく酷いフレアでは無く、実写では99%気が付かないかもしれない。ただし、LEICA 12-60mm F2.8-4と比べるとレンズフレアは多い。
- レンズをマクロモードに切り替えると通常の5cmから3cmまでオートフォーカスに対応する。等倍マクロでは無いが簡単な接写が可能だ。
- センサーはGX7 Mark IIIと全く同じだ。しかし、マルチアスペクト設計のため解像性能は1700万画素となっている。そしてマイクロフォーサーズの2倍クロップ(35mm判と比べて)に対して2.2倍クロップとなっている。
- 全体的な画質・ダイナミックレンジはGX7 Mark IIIととてもよく似ている。
- 高感度ISOはISO6400まで等倍で見てもまともな画質だ。ISO12800では画質が大きく低下する。ISO25600は緊急用だ。
- LX100 IIには新しくL.モノクローム・L.モノクロームDが追加されている。また、粒状感を変化させるグレインエフェクトも存在する。
- 空間認識AFを実写で使うと本当に高速で正確だ。ほとんど迷うことなく確実だ。
- 連写はAF-Sで最大11コマ秒、AF-Cで最大5.5コマ秒だ。4Kフォトモードを使うことで30コマ秒にも対応している。
- 解像度が高まっているにも関わらず、バッファは向上している。LX100でRAW連写9枚だったバッファは33枚まで拡張している。このタイプのカメラで33枚は十分すぎるほどだ。
- バッテリーは半日ほど持続する。一日使うときはバッテリーを二つ備えておくと良いだろう。USB充電に対応しているため旅行中に充電することが出来る。
- WiFiとBluetoothに対応しているためリモート操作や画像転送はとても簡単だ。
- 4K動画はとても素晴らしくシャープな画質だ。4K動画では僅かにクロップされるが、FHDならばクロップされることは無い。
4年前の前モデルと比べて外観も同じで刺激的な変化がなく最初はがっかりした。しかし、使っているうちにとても便利なアップグレードが施されていることに気が付いた。
高解像センサー・タッチパネル・Bluetooth・USB充電・増量されたバッファ・改良された色再現・新しいカラープロファイルなどだ。大きな変化では無いが、それら一つ一つが組み合わさりとてもしっかりとしたアップグレードとなっている。
もしもアナタがLX100のファンで無かったら新しいLX100 IIが気になることは無いだろう。もしもLX100のファンであれば実写でLX100 IIの良さに気が付くはずだ。
とのこと。
画期的なアップグレードではありませんが、とても堅実な2代目と言った感じですね。LX100の不満点を確実に潰して改善しているようです。
レビュワーも述べているように、ズームレンズは電動では無く手動式に切りえて欲しかったですねえ。(FUJIFILM X30などのように)起動時間が長いため、スナップ撮影を考えている人は実機をチェックしたほうが良いかもしれませんね。
LUMIX LX100 IIのレビュー・作例を集めるページはコチラ
スポンサーリンク
いつものように購入早見表を作成。8月23日の正式発表までは有効では無いので注意。正式発表後はJANコードを使った検索に切り替えます。
サイト案内情報
LUMIX LX100 II関連記事
- ニコン Z50II レビューVol.2 メニュー編
- SG-image AF 55mm F1.8 STM レンズレビューVol.2 解像チャート編
- FUJIFILM X100VI は旧世代の製品よりも分解しやすい
- NIKKOR Z 35mm f/1.4 はヴィンテージライクな描写で好みが分かれる
- Godoxが100Ws 出力のクリップオンストロボ「V100」を正式発表
- パナソニック LUMIX DC-G99M2 正式発表 & 予約販売開始
- FUJIFILM X-M5 は動画も撮れる静止画カメラだがAFには改善の余地がある
- FE 28-70mm F2 GM は最高の単焦点以上の解像性能
- キヤノン EOS R1 は1Dの位置付けや設計思想を完全に継承
- シグマがキヤノンRF用ズームレンズのAF動作改善ファームウェアを配信開始
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。