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オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8はストリートフォトに最適化されたレンズ【海外の評価】

Admiring Lightがオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」のレビューを掲載しています。

Admiring Light

  • ハイエンド単焦点レンズらしい抜群のビルドクオリティだ。金属鏡筒・金属マウント・スナップショットフォーカス機構にピント距離表示を備えながらも小型軽量で頑丈なレンズである。
  • オリンパスのレビュー時はいつも述べているのだが、付属品をケチるのはやめて戴きたい。このレンズにはケースもフードも同梱されていない。しかも62・80ドルもかかるのだ。シグマは199ドルのレンズにケースもフードも付属している。
  • マニュアルフォーカスリングはコンパクトで美しい仕上がりだ。
  • フォーカシングは接写性能が高く、オートフォーカスは素晴らしい。
  • シャープなレンズだがたいへん優れているわけでは無い。屋内ポートレートのような中距離がベストのパフォーマンスで遠景・風景では四隅がソフトだ(悪くは無いが凄くもない)。接写時の絞り開放はソフトである。このレンズは”ストリートフォト”の距離感で最適化されているのだろう。
  • コントラストや発色は良好だ。
  • ボケはとても素晴らしい。玉ボケは自然で全体的に滑らかで心地よい描写である。これは主に接写時における感想であり、被写体までの距離が離れると激変する。被写体から離れると、軸上色収差が発生し、後ボケは騒がしい。
  • 倍率色収差は全ての絞り値で視認できるが、幸いにも簡単に補正出来る。軸上色収差は場合によって修正が大変だ。
  • 逆光耐性で困ったことはレビュー中に一度も無かった。
  • 歪曲は自動補正で修正されるが、この影響により四隅がソフトになっている。歪曲補正を外すと、歪みは大きくなるが解像性能は向上する。

長所:接写?中距離まで絞り開放から良好なシャープネス・全ての状況で良好な中央画質・自然な発色と心地よい肌色・接写時に滑らかなボケ・とても高速で正確で静かなAF・素晴らしいビルドクオリティでコンパクトなサイズ

短所:無限遠側で隅が少しソフト・無限遠側でボケがナーバス・倍率色収差が全ての絞り値で発生する・レンズフードが付属しない上に高い・無補正で歪曲が大きい

古い17mm F2.8と比べて、シャープで色収差は少なくボケは良好でAFは高速、造りは良好だ。

しかし、中央は全ての絞り値でシャープだが四隅や端は画質が低下し、ボケは接写時に良好だが距離が離れると騒がしい。そして色収差が残存し歪曲収差は極めて大きい。

総じて屋内ポートレートやストリートフォトには適しているが、高尚な風景撮影には価格ほどの価値を持ち合わせていない。キットズームで絞れば似たような画質となる。

とのこと。

巷では評価が分かれているレンズですが、どうやら使い勝手と近接時の描写に特化しているようですね。一般的な風景・旅行のような目的には向いていないようです。パンケーキの広角レンズですので周辺解像や歪曲などの特性は致し方の無いことかもしれません。

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