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色褪せない完成度のズームレンズ|M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

PCmagが「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」のレビューを公開。発売から10年以上が経過しているものの、優れた解像性能やAF性能は現在も競争力があるようです。手直しせずにOM版をリリースした理由が理解できる完成度とのこと。

PCmag:OM System M.Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 Pro Review: Still a Winning Telezoom for Micro Four Thirds

  • 外観:OlympusからOM Systemへロゴが変更された以外、内部・外部とも従来モデルと同一。プロ仕様ズームとして必要な要素をすべて備え、その評価にふさわしい外観。付属フードは引き込み式という珍しい構造で、操作に慣れが必要であり、回転方向を誤りやすく耐久性にやや不安が残る。
  • 構造:金属製外装で剛性感が高く、防塵防滴仕様だがIP等級の表記はない。雨天や泥の多い環境でも問題なく使用でき、高い信頼性を持つ。ただし、前玉のフッ素コーティングは省略されており、水滴や指紋の清掃には注意が必要。
  • 携帯性:望遠ズームとしては比較的軽量かつ全長も短めであるが、三脚使用時は前重心になりやすい。着脱可能な三脚座が付属し、重心位置に配置できるが、脚が小さくアルカスイス互換ではない点は設計の古さを感じさせる。
  • 操作性:スイッチ類は最新レンズほど多くないが、フォーカスクラッチ機構を備える点が特徴。AF/MFを即座に切り替えられる一方、意図せず動く可能性があり、クリック音も大きい。必要に応じてクラッチを無効化し、L-Fnボタンによる切り替えが可能。
  • AF:デュアルリニアボイスコイルモーターを搭載し、遠近の移動を瞬時に行える。現在でも非常に高速かつ高精度で、40-150mm F4.0-5.6 Rを速度・精度ともに大きく上回る。
  • マクロ:最短撮影距離は約70cmで、最大撮影倍率は1:4.8相当である。望遠端を活かした近接撮影にも十分対応。
  • 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正は非搭載。ただし、OMの強力なボディ内手ぶれ補正により、150mmで1/2秒、条件次第では1秒でも高い成功率を示す。
  • 解像性能:Imatestでは40mm・100mm・150mmの各焦点距離、F2.8〜F11でフレーム全体に高いコントラストを示した。テレコンバーター使用時は明確に解像低下が見られ、大きなプリントや強いトリミングでは差が出るが、SNS用途では気づきにくい。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:F2.8の大口径と望遠効果により、浅い被写界深度で被写体を自然に浮かび上がらせる。玉ボケの縁は柔らかく、玉ねぎボケは目立たず、全体として非常に心地よい描写。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:目につかない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:目につかない。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:一部条件では強いフレアとコントラスト低下が発生するが、光源角度をわずかに変えることで回避可能。注意深い構図調整が必要となる。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:優れた画質、高速AF、軽量設計を備え、マイクロフォーサーズ用レンズの中でも依然としてトップクラス。設計の古さは感じられるものの、手直しせずにOM版をリリースした理由が理解できる完成度。F4.0 PROと50-200mm F2.8の中間に位置する、非常にバランスの良い存在。
  • 競合について:価格は40-150mm F4.0 Proと50-200mm F2.8 IS Proの中間に位置する。2025年10月に約1,800ドルへ値上げされたが、業界全体の価格上昇傾向を反映したもの。LEICA DG 35-100mm F2.8は、より安価な競合として存在。
  • 備考:MC-14(約56-196mm F4相当)およびMC-20(約80-300mm F5.6相当)に対応するが、いずれも画質低下は避けられない。特にMC-20では細部描写の低下が顕著であり、テレコンバーター重視であれば50-200mm F2.8 IS Proの方が適している。

PCmagのレビューによると、発売から10年以上が経過しても色あせない魅力を備えたレンズのようです。解像性能は全体的に良好ですが、テレコン装着が前提であれば、新製品の「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」を検討したほうが良さそう。しかし販売価格が大きく異なるのは悩ましいところ。

AF性能は優秀らしく、時代を先取りしたデュアルVCM駆動が輝いている模様。このレンズ以降の製品は駆動方式がステッピングモーターに回帰しているのが不思議。(STM導入は「軽量化を優先」したと300mm F4150-400mm PROのインタビューで回答しています)

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 最新情報まとめ

  • 発売時期:
    OM版:2023年12月22日
    OLY版:2014年11月29日
  • 初値:
    OM版:177,120円
    OLY版:143,853円

2014年11月に発売され、2023年にOM SYSTEMへとリブランドを遂げた望遠ズームレンズ。フルサイズ判換算で80-300mmの画角をF2.8の開放F値でカバーしつつ、(比較的)小型軽量なレンズサイズを実現しています。

インナーズーム構造で鏡筒が伸びず、後部にはテレコンバージョンレンズを装着可能。フォーカスユニットには当時珍しかったボイスコイルモーター駆動を採用し、非常に高速かつ応答性の高いAFを期待できます。最大撮影倍率も高く、テレコンと組み合わせることで等倍相当に近いクローズアップ撮影が可能。

マイクロフォーサーズ用としては高価ですが、全体的にプロ仕様の大口径ズームレンズ。

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レンズの仕様

  • フォーマット:4/3型
  • マウント:マイクロフォーサーズ
  • 焦点距離:40-150mm
  • 絞り値:F2.8-F22
  • 絞り羽根:9枚 円形絞り
  • レンズ構成:10群16枚
  • 最短撮影距離:0.7m
  • 最大撮影倍率:0.21倍
  • フィルター径:72mm
  • サイズ:φ79.4×160mm
  • 重量:760g
  • 防塵防滴:IP53相当
  • AF:DUAL VCM
  • 手ぶれ補正:-
  • その他機能:
    ・ZEROコーティング
    ・インナーズーム
    ・L-Fnボタン
    ・MFクラッチ構造
    ・テレコンバージョンレンズ対応

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