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オリンパス ED 60mm F2.8 MacroはM4/3で最高のマクロレンズの 1 つ

Photographhylifeがオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」のレビューを掲載。防滴・防塵性能の限界に挑戦するような10年間の撮影でも故障することなく動作し続け、光学性能も優れていると評価。

Photographhylife:Olympus M.Zuiko Digital ED 60mm f/2.8 Macro

(基本的なスペックなどの紹介は割愛しています)

外観・構造:

  • 防塵防滴仕様で頑丈な作りのレンズだ。
  • このレンズの最大の利点は防塵防滴である。過去10年近く、我々はこのレンズを塵、泥、砂、水、海水、雨など、様々な自然現象で汚してきた。多く撮影に使用したが、非常によく持ちこたえてくれた。
  • 私は間違いなく、このレンズの防滴・防塵性能の限界に挑戦してきた。
  • このレンズにはフードが付属していない。迷光を遮り、フレアを抑えるために、不可欠なものだ。

携帯性:

  • 小さく軽量なレンズだ。
  • 185g、81.5mmと、マイクロフォーサーズらしい携帯性を実現している。
  • あまりに小さいので、光学性能を疑ってしまうが、その大きさからは想像もつかないほどの性能だ。

操作性:

  • 滑らかに回転するフォーカスリングを搭載。
  • フォーカスリングは使いやすく、レンズの上部に距離指標もある。
  • 実に便利なフォーカスリミッタースイッチがある。

フォーカス:

  • 最大倍率の1:1でピントを合わせると、正面から約3.1cmのところにピントが合う。ワーキングディスタンスが短いと感じるかもしれないが、極端なクローズアップとしては悪くない。
  • 4/3センサーカメラの1:1倍は1.7cmの被写体でフレームいっぱいに写る。
  • フラッシュとディフューザーで快適に作業できるほどの空間が残っている。
  • とても低照度な環境でAFに問題は見られなかった。
  • マクロレンズの弱点は、倍率が高くなると有効口径が狭くなることだ。1:1の倍率の場合、レンズの開放F値は実質F5.6となり、補正しないと画像が暗くなってしまう。1:4の倍率あたりから顕著に見え始める。

手ぶれ補正:

  • 光学手振れ補正は非搭載だが、ボディ側で対応している可能性が高い。

解像性能:

  • 現在でも、私のレンズの中で最も高性能なレンズの一つだ。
  • シャープネスについて、我々は全く不満はない。
  • マクロ撮影では、被写界深度を十分に確保することがより重要だ。クローズアップ撮影の場合、F8からF11程度の絞りを使うことが多い。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 7枚羽根の円形絞りを搭載し、心地よい柔らかなボケ味を実現。
  • 接写時は均質な後ボケが得られる。
  • マイクロフォーサーズは2倍のクロップファクターがあるため、ボケ味に関しては本来不利だ。しかし、手持ちのレンズではボケ味に関して一番良い仕事をしてくれる。

色収差:

  • 記載なし。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 記載なし。

周辺減光:

  • 記載なし。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

総評

マイクロフォーサーズ用の素晴らしいマクロレンズだ。非常にシャープで、適度なワーキングディスタンスを確保することができる。さらに良好なAFと小型軽量で防塵防滴を備えたレンズとして、マクロレンズとしての要件はすべて満たしている。

LAOWA 50mm F2.8 2X Ultra MacroやLEICA DG 45mm F2.8 ASPHも高品質なレンズだ。ワーキングディスタンスが短くても構わないのであれば、検討する価値がある。

とのこと。
マイクロフォーサーズのマクロレンズとしては最古参ですが、防塵防滴・AFリミッター・ピント距離表示を備えた本格的なレンズに仕上がっています。特に望遠・防塵防滴仕様のマクロレンズが少ないので貴重な存在と言えるでしょう。一般的な「換算90mm・100mm」のマクロレンズよりも焦点距離が長く、画角が狭く使いやすいのも特徴。設計の古いレンズながら、フローティングフォーカスに対応しているので接写時の収差変動が少なく、安定感のある結果が得られるのも強みの一つ。外装はややプラスチッキーですが、Amateur Photographerによると10年間の酷使にも耐えうるレンズとのこと。

私もこのレンズのユーザー。他のマクロレンズと比べると全長は少し長いですが、防塵防滴仕様や、良好な光学性能が気に入っています。ピント距離表示は面白いですが、物理的な表示よりもライブビューに目盛りを表示して欲しいところ(2022年現在でも簡易的な表示しかできない)。特に言及していませんが、個人的にはスライド式で便利なレンズフードも使い勝手が良く、お気に入りです。

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