Sony Alpha BlogがMeike「AF 85mm F1.4」のレビューを公開。シグマほどではないものの、G Masterに匹敵する解像性能やボケを備えている模様。コストパフォーマンスの高い85mm F1.4と言及。
Sony Alpha Blog:Meike 85mm F1.4 STM
- 外観:ビルドクオリティはとても良好。
- 構造:記載なし。
- 携帯性:85mmレンズとしては大きく重い。
- 操作性:絞りリングはクリック付きで解除できない。
- AF:高速で90%の精度だが連写時はピントが合わなくなることがある。比較的静かに動作。
- MF:フォーカスブリージングは目に見える。
- 手ぶれ補正:
- 解像性能:中央はF1.4からVery good、F2.8でOutstanding。隅はF1.4からVery good、F4でExcellent。全体的にとても良好。
- 像面湾曲:若干の像面湾曲があるので遠景ではテストショットほど隅がシャープではない。F2.8では非常に良好となる。
- ボケ:玉ボケはとても良好。後ボケは柔らかく素敵な描写。発色は黄色被りがあるものの良好。
- 軸上色収差:とても少ない。
- 倍率色収差:とても少ない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:とても少ない。
- 周辺減光:F1.4で目立つ。F5.6で解消。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:良くない。
- 光条:F16で発生。
- 作例集:
- 総評:F1.8レンズの価格でとても優れた85mm F1.4。主な弱点はサイズと重量、逆光耐性と最短撮影距離、そして若干の黄色被り。あらゆる分野でベストはシグマだが、コストパフォーマンスが高いのはMeike。
- 競合について:Meikeは最も重くて大きいが安価。シグマには及ばないが、G Masterに匹敵。シグマやGMと同じくボケが素晴らしい。MeikeはAFと逆光耐性で見劣りする。
- 備考:
とのこと。
中国レンズメーカーとしては初となるフルサイズ当のF1.4 AFレンズですね。ミラーレス用の85mm F1.4の中では大きく重い選択肢ですが、469.99ドルと手ごろな価格を実現しています。手ごろな価格にも関わらず、防塵防滴や絞りリングにも対応。光学性能に問題がなければコストパフォーマンスの高いレンズと言うことが出来そうです。
Sony Alpha Blogのレビューでは、シグマに及ばないものの、ソニーG Masterに匹敵する解像性能を発揮していると評価。サンプルを確認しても、確かにF1.4から良好な結果が得られているように見えます。色収差など画質に影響する収差は良く抑えられており、課題は逆光耐性くらい。
ビルドクオリティも良好で、絞りリングが備わっているのは嬉しいポイント。AFも大部分の撮影で問題がないものの、連写時にパフォーマンスが低下するらしいので注意が必要。このあたりは純正・ライセンス契約のサードパーティレンズに分があるようです。本レンズはUSB-Cポートを備えているので、将来的にファームウェアアップデートで互換性が向上すると良いですね。
レンズの仕様
- 初値:469.99ドル
- マウント:E / Z / L / RF
(2024年1月時点ではE・Zマウントのみ) - フォーマット:フルサイズ
- 焦点距離:85mm
- レンズ構成:8群13枚
- 開放絞り:F1.4
- 最小絞り:F16
- 絞り羽根:12枚
- 最短撮影距離:0.98m
- 最大撮影倍率:
- フィルター径:77mm
- 手ぶれ補正:-
- テレコン:-
- コーティング:不明
- サイズ:不明
- 重量:750g
- 防塵防滴:対応
- AF:STM
- その他:絞りリング
- 付属品:レンズフード
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