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解像性能とボケ質の一挙両得を狙ったレンズ|NIKKOR Z 35mm F1.2 S

Lenstipが「NIKKOR Z 35mm F1.2 S」のレビューを公開。絞り開放の解像性能や倍率色収差の補正はVILTROXと比べて見劣りするものの、画質は非常に高水準で、多様な表現が可能な高品質レンズと評価。

Lenstip:Nikon Nikkor Z 35 mm f/1.2 S

  • 外観:金属製マウントと直径36mmの後玉。最後尾のレンズは固定され平坦。内部は遮光処理され、密閉性が高い。鏡筒には刻印、AF/MFスイッチ、距離範囲表示、シリアル番号を備える。「NIKKOR S」刻印あり。
  • 構造:耐候構造を採用。前玉にフッ素コーティング。極寒環境(−15℃以下)でも正常動作し、高い信頼性を示した。
  • 付属品:付属品として花型フード、前後キャップ、簡易ポーチが同梱。ポーチは薄く、保護性は低い。
  • 携帯性:同クラス中で最大級かつ重量級。旧型シグマよりは軽いが、新型シグマより重い。
  • 操作性:幅約70mmのコントロールリングを搭載。クリックレス操作対応。回転は滑らか。L-Fnボタンを2基備える。
  • AF:デュアルSTM駆動。速度は標準的で、合焦に約0.6~0.7秒。動作音と微振動あり。精度は非常に高く、安定している。
  • MF:幅約57mmのリングを採用。フォーカスバイワイヤ式。回転角は約130~180度で精密操作が可能。ブリージングは約2%と極めて小さい。
  • マクロ:記載なし。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:中央解像は最高水準。開放から約55lpmmに達し、F2.8で92lpmm超。過去テストでも上位。ただし、絞り開放付近や周辺はVILTROX 35mm F1.2が優位。ニコンは絞った時の解像性能と絞り開放のボケ質を両立させようとしている。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:玉ねぎボケはほとんど目立たず、均質。周辺部はやや強調。2段絞っても口径食が目立つ。
  • 軸上色収差:補正は非常に良好。開放でも色にじみはほぼ目立たない。
  • 倍率色収差:フルサイズでは低水準。APS-C周辺では影響が出る場合あり。F4付近で改善。Viltroxより劣る。
  • 球面収差:F1.2~F1.8ではフォーカスシフトなし。さらに絞ると後方シフトあり。わずかに球面収差を残し、ボケを重視した設計。
  • 歪曲収差:最大−1.45%。軽度の口ひげ型。35mm F1.8 Sよりやや劣る。
  • 周辺減光:開放で57%(−2.46EV)と大きい。絞ると急速に改善し、F4以降は軽微。
  • コマ収差:期待より弱い。APS-C隅では良好だが、フルサイズ隅では目立つ。1EV絞ると軽減。
  • 逆光耐性:複雑な光学構成にもかかわらず、反射やゴーストは非常に少ない。全絞り域で優秀。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:記載なし。
  • 総評:記録的な解像力と柔らかな描写を両立させる設計。しかし、大型・重量級かつ高価格であり、完成度に対する光学性能の期待値には届かない。3分の1価格のViltroxに劣る面もあるが、画質は非常に高水準で多様な表現が可能な高品質レンズ。
  • 競合について
    ニコンユーザーは35mmレンズを選ぶのに苦労するだろう。
    ・Z 35mm F1.4:妥協点が多すぎる。
    ・Z 35mm F1.8:優れた光学性能だがF1.8レンズとしては非常に高価。
    ・VILTROX 35mm F1.2:1/3の価格でF1.2 Sより優れている部分がある。
  • 備考

Lenstipのレビューによると、大きくて重いレンズながら優れた解像性能や色収差補正を実現しているとのこと。特に絞るとZマウントで最高水準の結果が得られたとしています。ただし、低価格のVILTROX AF 35mm F1.2 は全体的に解像性能が高く、倍率色収差の補正が優れていると言及。官能的な部分を排除し、開放の高い光学性能を追求する場合はVILTROXのコストパフォーマンスが魅力的となる模様。天体撮影などF1.2の性能を重視する場合はVILTROXのほうが使いやすいかもしれません。

レンズの情報

ニコン NIKKOR Z 35mm F1.2 S 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年2月28日
  • 予約開始日:2月12日10時
  • 希望小売価格:オープン
  • ニコンダイレクト:437,800円(税込)
  • B&H:2796.95ドル
NIKKOR Z 35mm f/1.2 S
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長らくロードマップ上で予告されてきたNIKKOR Z シリーズ3本目となるF1.2 S-Lineレンズ。
高い光学性能と、美しく滑らかなボケ描写の両立を目標として開発されており、ニコンが「待望の製品」と位置づける意欲作。解像力と雰囲気表現を高次元で両立させた最高級モデル。

50mm・85mm F1.2と共通する設計思想を採用し、17枚15群構成を採用。EDレンズや非球面EDレンズを用いて色収差を抑制し、11枚羽根絞りによりF1.2から滑らかなボケ描写を実現。開放から高品位な描写を追求。コーティングにはメソアモルファス、ナノクリスタル、ARNEOの各方式を採用し、ゴーストやフレアを大幅に低減。

AFには複数モーターによるマルチフォーカス方式を採用し、高速かつ高精度な合焦を実現。動画向けにクリックレスリングやブリージング抑制にも対応し、2基のFnボタンも備えています。防塵防滴構造により、過酷な撮影環境にも対応可能。

非常に高価な35mmレンズですが、高性能・高級路線を明確にした製品、プロやハイアマチュア向けのフラッグシップモデル。

レンズの仕様

レンズマウント ニコン Z マウント
対応センサー フルサイズ
焦点距離 35mm
レンズ構成 15群17枚
開放絞り F1.2
最小絞り F16
絞り羽根 11枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 0.2倍
フィルター径 82mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング メソアモルファス
ナノクリスタル
アルネオ
サイズ 約90mm×150mm
重量 約1060g
防塵防滴 対応
AF マルチフォーカス方式
STM
絞りリング -
その他のコントロール コントロールリング
L-Fn
付属品  レンズキャップ LC-82B(フロントキャップ)
裏ぶた LF-N1
レンズフード HB-110
レンズケース CL-C2

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