PCmagがニコン「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」の初期レビューを公開。小型軽量で非常にシャープな400mmと高く評価。競合他社にはない選択肢で、ニコンを選ぶ説得力のあるレンズと言及。
PCmag:Nikon Nikkor Z 400mm F4.5 VR S Review
- 外観:三脚座は取り外し可能。ドロップインではなく95mm径の大きなフィルターが必要。レンズフードは逆さ付け可能のバヨネットタイプ。
- 構造:外装はポリカーボネート製。三脚リングや三脚座、マウントは金属製。防塵防滴。フッ素コーティング。テレコンバージョンレンズ対応。
- 携帯性:F値は大きいがクラス最軽量。重心は後方にある。
- 操作性:コントロールリングはカスタマイズ可能。従来よりも使いやすい。L-Fn、L-Fn2 ×4、メモリーセットボタンがある。
- AF:VCMほど高速ではないが十分な速さ。静かに動作する。
- MF:フォーカスリングはノンリニアレスポンス。フォーカスブリージングが目立つ。
- 手ぶれ補正:Z 9との組み合わせで1/8秒まで安定し、1/4秒でミスショットが発生した。レンズにVR用スイッチがない。
- 解像性能:F4.5から全体的に4500本と優れた結果。非常にシャープ。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:とても満足のいく描写だが口径食がある。
- 軸上色収差:兆候なし。
- 倍率色収差:目に見える収差はない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:内部補正もあり目に見える歪みは無い。オフでわずかな糸巻き型。
- 周辺減光:F4.5でわずかな減光。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:コントラストは良好だが、ゴーストがいくつか発生する。
- 光条:F22-32で光条が発生。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:非常にシャープで豊富なコントロールを備えた小型軽量な400mm望遠レンズ。今日他社にこのようなレンズは存在せず、ニコンを選ぶ説得力のある選択肢。
- 競合について:記載なし。
- 備考:
とのこと。
ここ最近のレンズとしては珍しい、中口径の望遠単焦点レンズですね。AF-S 500mm F5.6や800mm F6.3とは異なり、PFレンズを使用せずに小型軽量化を実現。レンズサイズは70-200mm F2.8に抑えられ、重量は1245gと軽いのが魅力的。「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」よりも高価なレンズですが、主に400mmを使うのであれば、携帯性の良い400mm F4.5のほうが扱いやすく、さらに高い光学性能も期待できそうです。
他のレビューサイトでも評価の高いレンズで、PCmagでも同様となったようです。特に高解像カメラと組み合わせた際のシャープネスや、優れた操作性、ステッピングモーター駆動ながら十分に高速なAFが得られる模様。
ニコン NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S 最新情報まとめ
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