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ePHOTOzineがニコン最新フラッグシップ一眼レフカメラ「D6」のレビューを掲載しています。ライブビューや動画機能が競合他社と比べて見劣りするとしつつも、AF性能や強化された通信機能などを評価している模様。
- D5のをアップデートした最新のフラッグシップ一眼レフカメラだ。主にプロスポーツを意識して設計された最高級モデルである。カメラは2000万画素フルサイズセンサーを搭載し、頑丈な防塵防滴仕様、十分なバッテリーライフを備えている。
- プロのスポーツフォトグラファーが必要とする機能を備えている。内蔵GPS、内蔵RJ-45接続、高速な画像転送、厳しい天候に耐える防塵防滴仕様、3500枚を超えるバッテリーライフなどなど…。
- 2000万画素のフルサイズセンサーは2020年現在において「低解像」と感じるかもしれないが、ノイズを抑えた高感度ISOを利用することが可能だ。ISO感度は最大で320万まで拡張することが出来る。
- 14コマ秒の追従連写速度を備え、バッファは200枚に達する。D5はミラーアップでAF固定の14コマ秒連写しか出来なかった。
- ニコンD5との相違点
・新型105点AFセンサー
・AF/AE追従14コマ秒連写
・1?5コマ秒での静音連写
・ライブビューでの10.5コマ秒連写
・WiFi/Bluetooth/GPS内蔵
・ケンジントンロックソケット
・新しいホワイトバランスアルゴリズム
・撮影後の多重露光
・素早いシャープネスの調整
・900秒までの長秒露光
・USB-C端子- 外装は頑丈なマグネシウム合金製だ。とてもしっかりと作られている。全てのポート接続部がゴムカバーでしっかりと覆われている。
- グリップはとてもしっかりとしているので握りやすい。
- 重量はD5から45g増えて1450gとなっている。間違いなく重いカメラであり、片手での操作はおススメできない。間違いなく大きなカメラだが、これは大型レンズを装着する時に役立つだろう。
- D5と違いケンジントンロックに対応している。
- Fn3ボタンの下にマイクロゴが追加され、音声メモを利用できるようになっている。
- フォーカスシステムにはAF動作を調整できる機能がある。被写体に応じて自動的に調整できる機能を備えているが、キヤノンEOSほど多くの機能やプリセットパラメータはない。
- オートフォーカスはフレーム中央に集中している。フレーム外の被写体をフォーカスする場合はライブビューに切り替える必要がある。
- 光学ファインダーは大きく鮮明だ。接眼レンズは2つのリリースボタンを押すことで簡単に取り外すことが出来る。
- ファインダーにはフッ素コーティングが施されている。アイピースシャッターで外部からの光を遮ることも可能だ。
- メニューシステムは明瞭なレイアウトで構成されている。お気に入りに登録して素早くアクセスすることも可能だ。
- 3.2型の背面モニターはとても鮮明で優れた解像度を備えている。視野角は良好で明るい陽射しの中でも見やすい。タッチ操作に対応しているのでライブビューでフォーカス操作が可能だ。
モニタはチルト機構を備えていないが、カメラの耐久性・耐候性を考慮すると妥協すべき点だろう。- 大部分の状況で確実な露出結果となる。ダイナミックレンジも良好で、アクティブDライティングの使用で拡張可能だ。
- RAW現像機能により写真を素早く調整できる。
- 光学ファインダーでも顔を検出し続ける機能に感心した。顔がフレームアウトしても上半身を捕捉し続けている。
- ライブビューのフォーカスシステムは著しく動作が遅くなる。一貫性が無く、ピントが外れている可能性がある。動画撮影時も同様だ。
- 高感度ISO
・ISO感度画質は見事だ。ISO3200?6400までクリーンな画質となり、
・ISO12800でもディテールは低下するが優れた結果となる。ISO25600でノイズが増えるものの、まだ良く抑えている。
・ISO51200でも実用的な画質を維持している。
・ISO102400も使える可能性はあるが後処理が必要だ。
・拡張感度は避けたほうが良いだろう。- 動画機能についてニコンはあまり宣伝していないが、4K UHD 30pに対応している。ただし、FHDから4Kに切り替えるとかなり目立つクロップが発生する。また、パンニング時にローリングシャッターの影響も顕著だ。
スポーツフォトグラファーや野生動物、報道写真など極端な天候や環境での信頼性を重視した場合に価値が高くなるカメラだ。バッテリーライフは魅力で、2000万画素センサーの低照度性能も優れている。
とは言え、一般的なフォトグラファーにとって小型軽量で高速連写が可能な選択肢は他にある。高解像の広告写真や風景写真が必要な場合は2000万画素が低画素と感じることだろう。
動画機能は他社と比べてとても「一般的」だ。DCI 4Kや高速フレームレートには対応していない。この点において他社はD6を凌駕している。さらに比較的遅いコントラストAFにはがっかりするはずだ。
スポーツフォトグラファーの場合、改良されたAFと内蔵GPS・WiFiの恩恵が大きいと思う。
長所:クラス最高のバッテリーライフ・優れたノイズ耐性・素晴らしい色再現・非常に頑丈・高速連写・ボディ内RAW現像
短所:基本的に重くて大きなカメラ・クラス最速の連写速度ではない・動画機能・ライブビューのフォーカス速度
とのこと。
イメージセンサーに変化は無く、D5の優れたAFシステムを考慮するとアマチュアが無理にD6へ乗り換える必要性は低そうですね。新開発の高密度AFセンサーや測光センサーは気になる所ですが、差額分の価値を感じるかどうかは人それぞれのように見えます。特にD6への乗り換えで下取り品のD5が増える今ならD5の中古良品を検討するのも一つの手と言えるでしょう。
とは言え、新開発のAFシステムを始め、900秒の長秒露光や各種通信機能、ライブビュー時のサイレント撮影機能などはアマチュアでも便利と感じるはず。価格差分のパフォーマンス改善を追求すると厳しいですが、予算に余裕があるのならD6へ乗り換えるのも面白そうですね。
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