ePHOTOzineがニコン「Z 5」のレビューを掲載。Zシステム導入に最適なエントリーモデルと高く評価しています。沈胴式キットズームレンズも好印象な結果となったみたいですね。
強くおススメできる1台
- 高品質のプラスチックを多用し、カメラボディと新しいキットレンズのバランスは、品質基準へのアプローチレベルが統一されていることを示している。その結果、軽量で人間工学に基づいたパッケージとなっている。
- 外観はとてもベーシックなものだが、機能的で、レンズは少しがっちりしているように見える。1つの顕著な欠落は、キットレンズにフードが付属していないことだ。価格を考えると、私はレンズフードを付けるべきだったと言及したい。
- 沈胴機構を採用したレンズのため、使用時はレンズを延ばす必要がある。利点は、運搬時にとても小さくなることだ。
- ISO・露出補正専用ボタン、オン/オフスイッチと同軸シャッターボタン、そしてカメラ背面にはメニューを参照しなくても主要な機能にアクセスできるように、とても満足のいくボタンが配置されている。これらすべて、素早い操作を可能にしている。
- 多くの機能が用意されているので、個人に合わせてカメラを設定することも問題ない。
- パフォーマンス
・シャッターレスポンス:0.15秒
・広角フォーカス:0.5秒
・望遠フォーカス:0.5秒
・写真切替:1秒
・フラッシュ無しの撮影間隔:1.5秒
・連写 JPEG:4.2コマ秒(70枚)
・連写 RAW:3.3コマ秒(40枚)
・レスポンスは適度な速さだが、市場最高ではない
・AFは良光で十分に高速だが低照度で遅くなる可能性がある- キットレンズはとてもシャープでしっかりとした性能だ。Zシステムのエントリー用レンズとして理想的なものだ。全てのカメラ設定がオフでも歪曲や逆光、色収差はほとんど無い。F8付近で最もシャープとなり、F16まで良好な画質を維持している。
- 手ぶれ補正はキットレンズとの組み合わせで約3段分の補正効果が期待できる。
- キットレンズは全体的にプラスチックを多用したキットレンズである。悲観することはなく、レンズの性能は非常に優れており、特に動画撮影時に滑で静かな絞り動作が可能となっている。
- 全てを保証するものでは無いが、レンズも防塵防滴に配慮した設計となっている。
- ISOノイズ耐性は本当に素晴らしい。ノイズリダクションをオフにしてもISO6400までは綺麗な画質だ。それ以降はISO12800でノイズが発生し、ISO25600や51200でさらに目立つようになる。これら高感度でのノイズは綺麗で引き締まっている。ノイズリダクションをオフにするとノイズは軽減されるが、ディテールが犠牲となる。
- ISO6400までならノイズリダクションをオンにする必要は無い。
- ホワイトバランスは、オート(3種類)、自然光オート、直射日光、曇り、日陰、白熱灯(タングステン)、蛍光灯(7種類)、フラッシュ、色温度選択(2500K?10000K)、プリセットマニュアル(最大6値まで保存可能)だ。
- Z 5の価格帯は競合カメラが多く、厳しい戦いとなるだろう。操作性や機能性、画質がモノを言うはずだ。
ニコンZ 5は、ニコンZシリーズ導入にあたりとても堅実的なエントリーモデルだ。、キットレンズも同様に非常に堅実な性能を備えている。。Z 6とZ 7に比べて低価格で、潜在的な市場を拡大するものとなるだろう。Zシステムは信じられないほど良く、レビューで言及したいくつかの小さなポイントも含めて、新参者をがっかりさせないはずだ。
全体的に好結果のカメラであり、アマチュアに強くお勧めできる製品だ。
とのこと。
ニコンがZ5をエントリーモデルと表現したことはありませんが、現状で最も安く手に入るフルサイズZシステムとして「エントリーモデル」と言っても過言では無さそうですね。エントリーとしてはやや高価ですが、このクラスとしては優れたクオリティの電子ファインダーやボディの作りとなっています。ISO感度画質もePHOTOzineの評価軸だと肯定的な印象となっている模様(DPReviewの作例を見る限りでは少しカラーノイズが多めと感じましたが…)。連写性能や動画機能は上位機種と比べて見劣りしますが、そのあたりを飲み込めるとコストパフォーマンスの高いカメラとなりそうです。
個人的にキットレンズの「24-50mm」が気になっているので、そのうちキットをバラした中古でも手に入れて試してみようと計画中。
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