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ニコン「Z fc」はクラシカルながら本質的には現代的なカメラ

DPReviewがニコン「Z fc」のイニシャルレビューを公開。クラシカルな外観と操作性ながら本質的には現代的なカメラと評価しています。

DPReview:Nikon Z fc Initial Review

「Z fc」の最大の特徴は、レトロなデザインと専用ダイヤルによる操作系にある。このカメラは、ニコンの一眼レフカメラ「FMシリーズ」や「FEシリーズ」をイメージしてデザインされているが、同じ時代の一眼レフカメラを参考にした富士フイルムのデジタルカメラや、2013年に発売されたニコンのデジタル一眼レフカメラ「Df」にも通じるものがあると思う。
しかし、Z fcはクラシカルな外観とは裏腹に、本質的には現代的なカメラであり、単なるZ 50の改良版ではないと評価されるような機能をいくつか備えている。

動画撮影時のフルタイム瞳AF

Z 50とは異なり、Z fcでは動画撮影時に「瞳AF」をフルタイムで使用することがでる。また、静止画撮影時には、顔・瞳AFとワイドエリアAFを組み合わせたフォーカスモードを搭載しており、カメラが被写体を探す位置をコントロールできる(Z 50では顔・瞳AFは全域AFの「オート」のみで、複数の人物が写っている場合はカメラが被写体を選んでくれる)。

Z 50とZ fcは同じ「EXPEED 6」プロセッサーを搭載しているので、旧モデルにもファームウェアでこれらの機能を追加できる可能性があるが、ニコンは両者を区別しているのかもしれない。

バリアングルモニタ

Z fcは、Zマウントのカメラとしては初めて、バリアングル式の背面液晶モニタを搭載している。また、液晶パネルを保護するためにカメラの背面に折り畳むことも可能だ。

USB給電

Z fcの側面にはUSB-Cソケットが搭載されており、カメラの電源供給やバッテリーの充電に利用できる。USB 3.2 Gen1「Superspeed」(別名:USB 3.0)インターフェースを採用しているため、Z 50のソケットよりもデータ転送速度が大幅に向上している。

スマートフォン経由のアップデート

Z fcのもう一つの新機能は、スマートフォンからファームウェアのアップデートを受け付ける機能だ。この機能は他社でも採用されているが、ファームウェアのアップデートを知るという点でも、カメラを最新の状態に保つという点でも、思いのほか便利である。

競合機種

「Z fc」は、「Z 50」よりも100ドル高い価格で発売されている。これにより、価格は富士フイルムの手ブレ補正機能付きの「X-S10」と同程度、ソニーの手ブレ補正機能なしの「a6400」よりも少し高い程度となっている。

Z fcのスペックは同世代のカメラと比較しても遜色なく、またそのルックスも際立っている。しかし、音声をモニターするためのヘッドフォンソケットがないことは、Vlog用カメラとしての魅力を損なう可能性があり、またボディ内手ぶれ補正機能がないことも同様だ。ニコンのキットズームは手ぶれ補正を搭載しているが、光学手ぶれ補正は、ボディ内システムのように回転運動(ロール)を補正することはできない。28mm F2.8 (SE)の単焦点レンズと一緒にキットを購入すると、手ぶれ補正機能は全く利用できない。

ダイヤル

メタリック仕上げのダイヤルはごく普通のことだが、Z fcではアルミ無垢のダイヤルを採用している。ニコンによると、数字は印刷や貼り付けではなく、金属にエッチングされているそうだ。ISOダイヤルとシャッタースピードダイヤルには、誤操作を防ぐためにプレスロックが付いているが、その分、操作には若干の配慮が必要だ。

Z fcの外観は富士フイルムのX-T30とよく似ているが、ダイヤルの操作方法は少し異なる。ISOダイヤルとシャッタースピードダイヤルの位置で露出モードが決まるのではなく、Z fcでは露出モードスイッチが独立している。例えば、絞り優先の「A」に設定すると、シャッタースピードダイヤルの位置に関わらず、シャッタースピードダイヤルが無効になる。

一般的に、専用ダイヤルで各露出項目を制御し、カメラ前面のコマンドダイヤルで絞り値を設定する。ただし、シャッタースピードダイヤルを「1/3ステップ」の位置まで回すと、背面のコマンドダイヤルでシャッタースピードを制御するようになる。

面白いのは、ISOダイヤルに「オート」のポジションがないことだ。このため、マイメニューに「ISO設定」を追加する以外に、簡単にオートISOをオン・オフする方法が見当たらない。オートISOをオンにすると、ISOダイヤルはカメラが使用する最小ISOを定義することになる。

静止画・動画

シャッタースピードダイヤルの根元にある小さなスイッチで、静止画撮影から動画撮影への切り替えができる。Z 50をはじめとする最近のニコン製品と同様に、それぞれのモードで異なる設定を行うことができ、例えばホワイトバランスやカラーモードを撮影スタイルごとに使い分けることが可能だ。ただし、専用ダイヤルを使用しているため、露出設定が引き継がれやすく、切り替えるたびに多少の調整が必要になる。

マグネシウム合金ボディ

Z fcは、マグネシウム合金をふんだんに使用することで、かなりの軽量化を実現している。ハンドグリップの出っ張りをなくしたことで、Z 50よりも軽量化されている。ニコンによると、Z fcは金属製ボディの堅牢性に加え、防湿・防塵設計も施されているとのことだ(ただし、キットのレンズはいずれも防塵設計では無い)。

バッテリー

Z fcは、Z 50と同じEN-EL25バッテリーを使用しており、画面、ファインダー、センサー、プロセッサーの仕様を共有しているため、バッテリー駆動時間もほぼ同じだ。1回の充電で300枚の撮影が可能なCIPA規格は、日常的には規格の2倍の撮影枚数があることを考慮しても、素晴らしいというよりは妥当な値といえる。

モバイルバッテリーを持ち歩く習慣のある方にとって、USBソケットを使ってカメラを充電したり、直接電源を供給したりすることで、バッテリーの消耗を軽減することができる。

ファーストインプレッション

Z fcは、ファインダーの上部に施されたレザーレットのコーティングが、ニコンの人気機種であるFM一眼レフを彷彿とさせる、紛れもなく美しいカメラだ。しかし、他のメーカーもクラシカルなスタイルのカメラを作っている。そのため、Z fcは富士フイルムのいくつかのモデルに似ているが、Z fcには独自のスタイルがある。

操作系についての第一印象は、同じようにレトロなフルサイズデジタル一眼レフカメラ「Df」の操作系よりもまとまっていると感じた。また、我々が大好きなAPS-Cカメラの1つであるZ 50と多くの共通点がある。

DXレンズラインアップにはまだ懸念があるものの、Z 28mm F2.8のリリースは、サイズと価格、そして美しさの点でカメラにマッチした、42mm相当のレンズとなる。

ニコンは、フルサイズ用ZマウントレンズをすべてZ fcに装着できることを強調しており、選択肢は広がっている。しかし、Zマウントの閉じた世界では、例えば、キヤノン、ソニー、富士フイルムのAPS-Cマウントで発売されている、非常に手頃な価格のTokina 23、35、56mm F1.4や、SIGMAのDC DN 3兄弟などのレンズに相当するものが無い。

とは言え、Z fcのユーザーの大部分はキットズームや近日発売予定のDX 18-140mmで得られる柔軟性に満足するかもしれない。さらに多くの人は、28mm F2.8や24mm F1.8のようなレンズが、フルサイズに移行する前に、写真撮影の幅を広げる素晴らしい方法だと感じるだろう。

いずれにしても、私はZ 50をとても気に入っていたので、もう少しお金を出して、より美しく、より柔軟性のあるバージョンを手に入れることは、私にとって楽しみなことだ。Z fcの強力な撮影能力を疑う余地はないし、動画AFが改善されたことは間違いなくボーナスだ。正直なところ、私の肩からぶら下げるのに適したカメラだと思う。Z fcは、カメラが写真を撮るための道具であると同時に、ライフスタイルを彩るアクセサリーであることを認識しており、その両立を目指すことに矛盾は無い。

とのこと。
一見すると富士フイルムのようなクラシカルスタイルなカメラですが、P/A/SMモードを上手く織り交ぜながら各種ダイヤルを操作することができるようですね。ISOダイヤルがオートISO時の下限ISOとして機能するのは面白いと感じました。この調子でシャッタースピードダイヤルも低速限界として使えると良いなと。
基本的にカメラの中身はZ 50であり、ボディ内手ぶれ補正やセンサー除塵ユニットが無いのは残念。とは言え、定評のある2000万画素センサーと改善したAFは期待したいところ。AFジョイスティックが無いので、タッチパネルのレスポンスは気になりますねえ。

やはり問題はZ fcと相性の良いレンズがいくつあるのか?ということでしょうか。専用デザインの16-50mm・28mmのほか、開発発表中の40mm F2もSEバージョンが登場するのか?今後の追加情報に期待。

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