昨日ファームウェアアップデートが公開されたばかりのNikon「Z 7・Z 6」用ファームウェア「Ver2.00」のテスト動画が各所で公開されているようです。中にはα7 IIIやEOS Rとの比較動画を掲載している方もいますね。
Ver2.00 アップデート内容
Nikon Z 7 Ver 2.00・Nikon Z 6 Ver 2.00
- 静止画撮影時に瞳 AF 機能を追加
- 低輝度時の AF 性能を改善
・Z 7:-2?19 EV(ローライトAF時:-4?19 EV)
・Z 6:-3.5?19 EV(ローライトAF時:-6?19 EV)
・ISO 100、f/2.0レンズ使用時 - [高速連続撮影(拡張)]の時
・AE追従対応
・バッファ詰まりの連写ライブビュー改善 - レックビュー時に像消失時間短縮化
- メカ・電子先幕のオート切替機能対応
- 顔認識・追尾中のAF動作開始でフォーカスポイント表示色変更
- ヘルプの修正と改訂
- 動画撮影時の現象修正
オートフォーカスとドライブ周りが大きく改善したようです。特性を考慮するとNikon Z 6がかなり使いやすくなったのでは無いでしょうか。AF/AE追従の12コマ秒連写はソニーα7 IIIを超える性能となっています。
ニコン公式デジチューター
瞳AFの動画公開に合わせていくつかデジチューターが追加されているようです。
瞳AF
AFエリアモード
ピーキング
Ver2.00のテスト動画
I Shoot RAWの人(Jared Polin)
EOS R・Nikon Z 6・α7 IIIで瞳AFを比較しています。私もZ 7Ver2.00を試してみましたが、だいたいこんな感じです。うまく行く時もあれば、相変わらず背景を掴んで離さないことも多いです。また、左右の瞳がころころ切り替わりがちで気が散るのも確か。
- まつげにピントが合ってしまう
- 操作せずに左右の目にフォーカスポイントが行き来してしまう
- 動きながら撮影する際に瞳に合わせ続けられるのは”ニコンとしては”画期的だ
- ソニーほど瞳AFのレスポンスは良く無い
- 急にフレームインする被写体に対し上手く動作している
- フレームアウト中に背景を掴むと回復しない
- 小さな被写体の検出精度はソニー>ニコン>キヤノン
- ソニーの瞳AFは既に完成形だが、ニコンの瞳AFはまだ改善の余地がある
私もサーボ瞳対応のEOS Rやα7 IIIを使ってきましたが、だいたいこんな感じですね。背景から回復しない場合やロックオンAF状態のアルゴリズムがもう少し改善されると安定感増しそうです。
IMAGING RESOURCE
AF/AE追従連写を絡めた顔・瞳検出のテスト動画。
- 遠方の目を検出しやすいのはソニー
- FTZ経由のFマウントレンズでも動作
- ニコンもソニーも急なフレームインに対応できている
(スピードはソニーのほうが速い) - 瞳AF連写時のフレーム位置の安定感はニコンのほうが良い
- 全体的にどちらもうまく動作する
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