Sony Alpha Blogがコシナの交換レンズ「NOKTON classic 35mm F1.4 E-mount」のレビューを掲載しています。
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- 完全な金属鏡筒でフォーカスリングと絞りリングは改善されている。表示は金属に刻印されたものだ。唯一の欠点は防塵防滴仕様では無いことだろう。
- フォーカスリングは適切に減衰され、楽しく操作できるものだ。回転角は130度以上を有し30cm?無限遠のピント距離を持つ。近接フォーカス時は内筒が7mm伸びる。
- 絞りリングは1/3段ごとにクリックストップが発生する。動画撮影のためのデクリック機構は存在しない。
- シャープネス:
中央:F1.4でソフト、F2でまずまず、F2.8で良好、F5.6-F8で非常に良好、F16でまずまず。
四隅:F1.4でソフト、F5.6-F8でまずまず、F11-F16でまずまず。四隅はF4まで本当にソフトだ。- Lightroomのレンズプロファイルは存在しないが、VMマウント用を使うことが出来る。
- 周辺減光はF1.4でとても目立ち、F2.8で緩和するがそれ以降の絞り値でも残存する。
- 歪曲は目で見える強いものだ。
- 色収差は存在するが、ほとんどがハロで隠れてしまう。
- ゴーストはしっかり発生するがコントラストが致命的に低下することはない。
- 絞ると10枚羽根の素敵な光芒を得ることが出来る。
- 色描写はとても良好で楽しいものだ。
- 後ボケはかなり騒がしく柔らかく無い。玉ボケは絞り開放で良好な円形だが、絞ると急速に絞り羽根の影響が発生する。
- 描写はヴィンテージレンズらしい古典的なものだ。好みが分かれるだろう。
NOKTON classic 35mm F1.4 E-mountはVM Nokton ClassicのEマウント版だ。レンズの造りはとても良好だが、性能はモダンなレンズと正反対である。
大きな利点はそのサイズだが、Eマウントには以下の優れた小型レンズが存在する。
本レンズは絞り開放での撮影が多く、F2.8以下の絞り値でグロー効果とフレアを楽しむものだ。万能では無く、電子接点付きのコンパクトなノスタルジックレンズである。
とのこと。
評価の高い「VoightLander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」や新設計の「VoightLander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」と比べると懐かしい写りをするレンズみたいですね。電子接点付きオールドレンズと言ったところでしょうか。
既にVMマウントアダプタを持っているのであれば、比較して安く手に入れることが出来る「VoightLander NOKTON 35mm F1.4(VM)」をゲットしてみるのも良いかもしれません。ただし電子接点が無く、接写性能が低いですが…(クローズフォーカスアダプタがあれば改善可能)。
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