Robin Wongがオリンパスの新型OM-D「E-M1X」の発売と同時に公開されるソフトウェア「Olympus Workspace」について自身のブログで語っています。Olympus Viewer 3から大きく進化している模様。
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Olympus Viewer 3から大きく進化している
- Olympus WorkspaceはOM-D E-M1Xの発売と同時に公開されるソフトウェアだ。時代遅れのOlympus Viewer 3に代わりRAW(orf)に完全対応し、カメラのJPEG品質を完全に再現するソフトである
- 構造はOlympus Viewer 3と似ているが、全体的にレイアウトが改善され、良好なカスタマイズが可能だ。設定・調整は複数のタブが配置されており、これはキャプチャーワン PROとよく似たスタイルを採用している。
- お気に入りタブが存在し、よく使う機能を登録してまとめることが可能だ。
- 画像・ナビゲーション領域にはキャプチャーワン PROが対応するものと同様にいくつかの異なるレイアウトオプションがある。
- 画像のプレビューや等倍拡大などの速度は大幅に向上している。この点でOlympus Viewer 3はかなりぎこちなく遅い。Olympus Workspaceは100%滑らかとはいかないが、パフォーマンス向上はすぐにわかる。
- 設定値のライブ画像反映は劇的に速く滑らかとなった。キャプチャーワン PROやLightroomほどでは無いが、反映は0.5秒以内に実行される。瞬間的ではないが大きな改善だ。
- Olympus Viewer 3では使用出来なかった1/2.7圧縮の「スーパーファイン」JPEG出力に対応している。出力時間はまだとても遅く、改善は見られなかった。ただし、Olympus Viewer 3では全ての操作がロックされてしまうが、Olympus Workspaceはバッチ処理のため他の操作をすることが出来る。
- かすみの除去と明瞭度の調整項目が追加された。
- OM-D E-M1XのWiFiテザー撮影を完全に対応させるためにはOlympus WorkspaceとOlympus Captureを同時に使用する必要がある。
- 新しいカラーエディタは個々のカラーチャンネルを編集したり、彩度・輝度・色相を個別に調整することが出来る。ただし、このエディタはPEN-F以降のカメラでしか機能しない。エディタはPEN-Fのそれとよく似ているが、より幅広い操作が可能だ。
- Olympus Workspaceを動かすにはマシンパワーが必要だ。キャプチャーワン PROが滑らかに動作する環境でOlympus WorkspaceでのRAW現像は時間がかかる。
- レイヤー・マスキング・グラデーションまたは放射状フィルターには非対応だ。これらが必須であればLightroomやキャプチャーワン PROのほうが適している。
- オリンパスのカメラと全く同じ素晴らしいJPEG画質を得られるのは大きい。そして無料ダウンロード可能である。これはオリンパスにとって大きな進歩と言えるだろう。
とのこと。
動画を実際に確認すると確かに拡大や設定値の反映がかなり速くなってますね。Olympus Viewer 3は苦痛とも言える待ち時間が発生していたのでこれは大きな改善ですね。特にハイレゾショットのような巨大ファイルでも快適と言える範疇で操作できるようです。
Lightroomなどに搭載されている高度な編集機能はありませんが、気軽にRAW現像を楽しむなら丁度いいツールとなりそうですね。無料で使えるのもGood。
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