Lesnumeriqueがキヤノンの交換レンズ「RF 28-70mm F2L USM」のレビューを掲載しています。
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大口径標準ズームとしては驚異的なパフォーマンス
- RF50mm F1.2Lも950gと非常に重いレンズだったが、このレンズは1.43Kgと別次元の巨大なレンズだ。光学手振れ補正を搭載する一眼レフ用レンズ「タムロンSP24-70mm F2.8 Di VC USD G2」ですら900gちょっと、「シグマ24-70mm F2.8 DH OS HSM」でも1.025Kgだ。
- EOS Rとの組み合わせはアンバランスのように見える。
- 大きなレンズだがビルドクオリティは良好だ。ズームリングは良好な抵抗感で滑らかに動作する。フォーカスリングは比較的抵抗感が小さく、滑らかだ。
- レンズフードには植毛が施されていないが、逆光について問題が発生したことは無い。
- F8から光条が発生する。
- 玉ボケの口径食は目に付き、非球面レンズによう玉ねぎボケ効果も発生している。
- 歪曲は28mmで樽型、70mmで糸巻き型だがとても穏やかだ。
- 解像性能はどの焦点距離でも良好だ。中央は全ての絞り値で高く、F2で僅かに低下するがそれでも非常に良好だ。何より、中央から隅までとても一貫したパフォーマンスである。
長所:F2・ビルドクオリティ・コントロールリング・高速で静かなAF・高解像・優れた均質性
短所:サイズ・重量・手振れ補正無し
ビルドクオリティと光学性能に注目すると満点だ。F2ズームであることを考慮すると大成功である。とは言え、実際に使ってみると非常に重くて大きなレンズだ。これは特にミラーレスに求めるコンセプトとは反している。
しかし、巨大で光学手振れ補正が欠けていたとしても、F2ズームとして価値のあるレンズだ。
とのこと。
フレーム全域の均質性を重視するLesnumeriqueが大口径標準ズームレンズでケチをつけていないのは初めてかもしれませんね。3000万画素センサーでは全く問題無い描写性能のようです。とは言え、指摘されているように桁違いのレンズ重量なので普段使いには少し大きすぎる感がありますね。
いつかは使ってみたい一本。
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