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ペンタックス SMC Takumar 135mm f/3.5はデジタル一眼レフでも通用するレンズ 【海外の評価】

ePHOTOzineが何を思ったのか急にオールドレンズをPENTAX K-1に装着してレビュー始めました。

今でも実用的な画質のオールドレンズ

  • 135mm F3.5のスーパーマルチコート版は光学的に従来のSuperTakumar IIと同じだ。
  • 使用するためにはペンタックスアダプターKが必要である。
  • 現代のレンズを考慮するとこのレンズは驚くほどスリムだ。
  • フォーカスリングの操作は滑らかである。
  • ネジこみ式のレンズフードは金属製だ。
  • 現代のフォーカシングスクリーンにはスプリットイメージなど従来のフォーカスアシスト機能が無いのでマニュアルフォーカスはとても難しい。代わりにライブビューで拡大すると良いだろう。開放でピントを合わせた後にレンズを絞る必要がある。Av・MモードでAE可能だ。
  • 絞りリングはF3.5-F16まで半段ごとにクリックストップがあり、以降は1段ごとだ。
  • 中央のシャープネスは絞り開放から良好でF5.6-F22までとても良好だ。
  • 隅のシャープネスはF3.5で良好、F5.6-F11までとても良好だ。F16でも良好だがF22はソフトである。
  • シャープネスは全体的に素晴らしく、デジタル一眼レフで使用したとしても非常に実用的な性能だ。
  • 色収差は中央で高度に補正されているが、隅の補正は宜しくない。ソフトウェアで処理することで大きな問題とはならないだろう。
  • 歪曲は0.09%と本当に見事な数値だ。
  • ボケは少し残念だ。今のようにボケ質にこだわった時代のレンズでは無いので仕方のないことだ。デジタル一眼カメラで撮影すると騒がしいボケだが、被写体にも左右される。
  • smcコーティングによってとても良好に逆光耐性を維持しているが、現在の基準としては通用しない。しかし、十分な効果を発揮している。レンズフードを使用することでまず問題になることは無いだろう。

レビューに使った個体はeBayで26ポンドと送料で購入した。価格を考慮すると素晴らしいレンズで使っていて楽しいものだ。一眼レフでしっかり使うことが出来る。

マニュアルフォーカスレンズは誰にでも進めることが出来るわけでは無いが、試してみる価値はあるだろう。

長所:安価・とても良好なシャープネス・低色収差・低歪曲・滑らかな操作性・小型軽量

短所:MF

とのこと。

ずいぶんと古いレンズですが、5点満点中4.5点と高い評価となっていますね。

シャープネスは絞り開放から実用的である上、隅から隅まで安定した描写のようです。最新のD FAレンズと比べて絞った時の解像性能は遜色ないようです。(もちろん発色やコントラストは劣るかもしれませんが…

Takuar 135mmは数種類あるのでオークションなどで手に入れる際は型をしっかりチェックしておきたいところ。今回レビューしているのは比較的新しい「smc版」です。

数千円でオークションに出品しているレンズが多いものの、中には「美品」と謳っていながらカビ玉だったりする場合があります。しっかり説明文と写真を確認は必要。普通の美品だったとしても、古いレンズですので現代のレンズほど綺麗な状態は期待しないほうが良いでしょう。

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