Admiring Lightがソニー「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」のレビューを掲載しています。
Admiring Light
- 35mm F2.8はフジフイルムの23mm F1.4やマイクロフォーサーズの17.5mm F0.95ほど被写体分離能力は無い。しかし、とても良好な造りで小型軽量なレンズである。
- 金属製でしっかりとした造りだ。軽量でカメラとの組み合わせは美しい。
- フードは信じられない程、小型だが効果的だ。
- オートフォーカスは高速で大部分の状況で素早く被写体をロックした。
- マニュアルフォーカスリングの抵抗感は素晴らしく良好な操作性だ。ヘリコイドほどでは無いが、素晴らしい感触だ。OtusやTouitのようにゴムラバーではないフォーカスリングを採用した点はとても嬉しい。
- F2.8からとてもシャープなレンズで、四隅の極僅かな部分のみソフトなだけである。絞ると改善しフレーム全体で許容できるシャープネスとなるが、決してとてもシャープにはならない。際立ったシャープさでは無いものの、どのような被写体にも実用的なシャープさだ。
- 絞り開放の接写時はボケがバターのように溶け込むが、撮影距離が離れると少し騒がしくなる。気が散るほどでは無いものの、滑らかさや視線誘導効果は弱い。じっくり観察すると非球面レンズの影響を受けていることが分かるものの、目立つものでは無い。ボケは全体的に程よいパフォーマンスだ。
- コントラストは典型的なツアイスだ。全ての絞り値でパンチの効いた結果を生み出し、とてもバランスの良い描写である。
- 倍率色収差は皆無で軸上色収差は最小限だ。
- 歪曲は僅かな樽型で目立つものでは無い。
- 周辺減光も歪曲と同じく最小限だ。
長所:小型で良好な造り・高速で正確なAF・優れたフォーカスリング・F2.8からフレームの大部分でシャープな描写・抜群のコントラスト・優れた発色・最小限の歪曲・優れた色収差補正・低周辺減光・良好なボケ
短所:35mm F2.8としては高価・フレーム四隅に光源を配置するとフレアの問題がある・この価格設定ならF2が良かった
FE35mm F2.8 ZAは小型軽量で優れた描写のレンズだ。本当に欠点があるとすれば、あまり明るいレンズでは無いと言うことだ。800ドルの価格設定なら35mm F2でもよかったはずだ。
小型軽量で頑丈なレンズが欲しいのであれば、このレンズは優れた選択肢となるだろう。
とのこと。
パンケーキレンズに近いサイズなので周辺までカッチリシャープに、と言う訳にはいかないようですが絞ることで安定するみたいですね。
個人的にFE28mm F2と同じくブリージング(ピント移動時の画角変化)が少し気になるレンズだったのですが、その点については言及していないようです。
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAのレビュー・作例を集めるページはコチラ
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