Richard WongがテックハートのソニーEレンズーニコンZカメラのマウントアダプター「TZE-01」のレビューを掲載しています。
実用的なソニーE?ニコンZアダプター
- 型番:TZE-01
- レンズマウント:SONY FE→Nikon Z
- オートフォーカス対応
- 自動絞り対応
- 手ぶれ補正対応
- EXIF対応
- 寸法:64.5mm×7mm
- 重量:41g
このレンズは異常に薄いアダプターにも関わらず、ソニーEマウントからニコンZマウントへ通信する電子接点を備えている。薄いアダプターなのでカメラとの脱着時は毎回肝を冷やす。
アダプターはUSBによりアップデートが可能だ。今回のファームウェアではタムロン28-75mm F2.8に対応していないが、既にファームウェアは完成しており工場から出荷されるモデルに関しては対応済みだ。(このため、今回の動画レビューはファーストインプレッションだと思ってほしい)
12-24mm F4・35mm F1.4・24-70mm 2.8GM・Batis 2/25をテストした。カメラはZ 6を使用する。
12-24mm F4との組み合わせでオートフォーカスはとても良好に動作する。より浅い被写界深度の35mm F1.4を装着しても非常に高速だ。結果は一貫性がありとても信頼できる。ニコンの35mm F1.4Gを(FTZ経由で)装着した時よりも高速で滑らかだ。
24-70mm F2.8 GMも同様に良好な動作だが、稀にロック時の気になる動作を感じた。精度はかなり良好だ。正式に対応していないBatis 2/25もしっかり動作した。135mm F1.8 GMも高速で正確だ。
AF-Cでもうまく追従しているように見える。動画撮影においてもネイティブレンズと同じように信頼できる動作だ。ただし、35mm F1.4の組み合わせで接写するとピントが迷うことがある。
低照度や顔検出でのオートフォーカスも良好に動作する。
EXIF情報は記録されるが(焦点距離や絞り値のみで)正確なレンズ名までは記録されない。Batis 2/25は15mmと記録されてしまったが、絞り値は正確だった。
プリプロダクションモデルとしては全体的にとても良好なAF性能で間違いなく使いやすい。場合によってはネイティブレンズと同程度まで見事に動作する。まだまだ選択肢の少ないニコンZレンズにとって面白いアイテムとなるだろう。
とのこと。
動画を確認する限りではかなり快適に動作するようですね。ソニーFEレンズとニコンZカメラを同時に所有しているユーザーは少ないかもしれませんが、面白い選択肢となりそうです。
ニコンZシステムはまだ始まったばかりで対応レンズが少ないため、現時点でソニーレンズを所有していなくても検討する価値はありそうですね。例えば小型軽量なFE28mm F2やサムヤンAF35mm F2.8・AF24mm F2.8などが動作すると実用的と言えるでしょう。
個人的にα7とZ 7を使い分けているので、互換性次第で買っちゃうかも…。
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