Digital Camera Worldが「VILTROX AF 13mm F1.4 STM」のレビューを掲載。中央は絞り開放から良好で、周辺部もF2.8まで絞れば強力になると評価しています。
Digital Camera World:Viltrox AF 13mm F1.4 review
外観・構造:
- 富士フイルムX・ニコンZ・ソニーE用のAPS-C対応広角レンズだ。
- 広い画角をF1.4の大口径でカバーしている。
- 鏡筒は金属製で頑丈だ。
- 11群14枚と複雑な光学設計には2枚の非球面レンズと4枚のEDレンズ、2枚の高屈折率レンズを使用している。
- バヨネットで装着する花形レンズフードが付属する。
- 従来のVILTROXレンズと異なり、マウント部に防塵防滴用のシールが施されている。
- マウント部にはファームウェアアップデート用のUSB-Cポートがある。
携帯性:
- 74×90mmで、重量は420gだ。
- F1.4のレンズと考えると注目に値するサイズである。
操作性:
- フォーカスリングは滑らかに回転する。
- 絞りリングは1/3段刻みで動作するが、クリックレスタイプでクリックには対応していない。動画撮影には理想的だが、静止画には適していない。
- 絞りリングをAポジションでロックすることは出来ず、F16とAの間隔は狭いので注意が必要だ。
フォーカス:
- AFはステッピングモーターを使用し、高速で静かなフォーカスを実現している。
- MFは電子制御のフォーカスリングで滑らかな操作が可能だ。
- Z fcとの組み合わせで高速かつ一貫したAFを確認した。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- 中央はF1.4から良好でフレーム端もF2.8以降で良好だ。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- 記載なし。
色収差:
- 絞り開放から軸上色収差は抑えられている。
- 倍率色収差は無視できる程度だ。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 樽型歪曲は極僅かである。
周辺減光:
- 記載なし。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- 良好な逆光耐性である。
総評
広い画角は建築物やインテリア、風景、Vlogに適している。さらにF1.4を活かした天体写真との相性も良い。見事な画質で、一貫性のあるAFは価格に見合う価値があることを証明している。
- 長所:
・全体的に見事な性能
・金属鏡筒
・操作性が良好- 短所:
・絞りリングのロックがない
・絞りリングのクリックがない
・AF/MFスイッチなし
とのこと。
富士フイルムXマウントから始まった13mm F1.4 STMですが、いよいよニコンZ・ソニーEマウント用が登場しますね。Z fcと組み合わせたDCWのレビューでは解像性能や諸収差の補正状態は良好となっている模様。さすがに絞り開放からフレーム全域でシャープとはいかないものの、2段ほど絞ると周辺部もグッと改善するようです。やや大きめのレンズですが、良好な光学性能の大口径広角レンズと考えると妥協できるサイズ感に収まっています。価格も手ごろで、5万円台で購入できるのは嬉しいですねえ。
VILTROX AF 13mm F1.4 STM 最新情報まとめ
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