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VILTROX AF 35mm F1.7 は高性能なGRレンズと同等の性能

Mobile01が「VILTROX AF 35mm F1.7」のレビューを公開。X-M5との組み合わせで非常に高性能なレンズと評価。GR IIIxとの比較も実施しており、同等のパフォーマンスが得られるとしています。

Mobile01:Fujifilm X-M5 + Viltrox AF 35mm f/1.7 評測報告|物超所值的最佳拍檔 ft. GR3X HDF

  • 外観:記載なし。
  • 構造:オールプラスチック製で軽量。花型レンズフードが付属する。金属製レンズマウントを採用しており、XC15-45mmのプラスチック製マウントよりも高品質。マウント部分にUSB-Cポートを搭載している。
  • 携帯性:サイズは約64 × 54cm、重量はわずか170g。X-M5と組み合わせても軽快な使用感を維持できる。
  • 操作性:一般的なフォーカスモード切り替えレバーは非搭載。
  • AF:STMステッピングモーターを採用し、静粛性が高い。しかし、AFCモードでは背景切り替え時に大きな遅延が発生することがある。最短撮影距離は約33cmで、倍率は0.13倍と低め。
  • MF:フォーカスブリージングは非常に良好に抑制されている。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:開放F1.7でも中央から周辺まで非常に良好な性能を発揮。周辺光量の不足も見られない。F8で最もシャープになり、F11以降は画質が低下し始める。F16では100%表示でソフトさが目立つ。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:開放で撮影すると、周辺部で光点が「猫目」形状(口径食)になるが、F2.5まで絞れば約90%改善される。
  • 色収差:高コントラストな逆光シーンでは、F1.7からF2の間で目立つパープルフリンジが発生するが、F2.8まで絞ると大幅に軽減。F4ではほぼ無視できるレベルになる。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:開放F1.7ではフレアやゴーストが顕著に現れる。絞るとさらに強調される傾向があり、コーティング技術に改良の余地がある。
  • 光条:9枚羽根の絞りにより、F8で放射状の星形が顕著に現れる。星形光条は18本に達する。
  • 作例集:高解像データ多数。
  • 総評:記載なし。
  • 競合について:GRレンズ40mm f/2.8は非常に高い画質を誇るが、Viltrox AF 35mm F1.7も同等の性能を持つ。サイズを最優先するなら、XF27mmF2.8 R WRの選択が適切である。
  • 備考

VILTROX Airシリーズ4本目のレンズとして2024年12月に発売。2万円前半の低価格で35mmをF1.7でカバーする明るい単焦点レンズです。この価格帯にはYONGNUO・TTArtisan・SIGMA・富士フイルムなど競合製品が多く、後発となるVILTROXが存在感を示すことが出来るのか気になるところ。

Mobile01 のレビューでは、APS-C 2600万画素のX-M5でテスト。優れた解像性能で、F1.7から大部分で優れた結果が得られるとしています。像面湾曲は小さく、使い勝手の良いF1.7レンズですね。色収差は目立つとしていますが、低価格の大口径レンズとしては健闘しているようにも見えます。中国レンズメーカー全般に言えることですが、逆光耐性は改善の余地がある模様。

VILTROX AF 35mm F1.7 最新情報まとめ

レンズの仕様

発売日 2024.12.19
初値 22,999円
レンズマウント E / X / Z
対応センサー APS-C
焦点距離 35mm
レンズ構成 9群11枚
開放絞り F1.7
最小絞り F16
絞り羽根 9枚
最短撮影距離 0.33m
最大撮影倍率 0.13倍
フィルター径 52mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 不明
サイズ φ64×55mm
重量 170g
防塵防滴 -
AF STM
絞りリング -
その他のコントロール -

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