Admiring Lightがコシナの交換レンズ「Voigtlander Color Skopar 21mm F3.5 E-mount」のレビューを掲載しています。
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Loxiaの半値で90%の画質を維持したレンズ
- 21mm F3.5は他のEマウントフォクトレンダーと同じデザインだ。
- 幅広いフォーカスリングと絞りリングを備えたサテンブラック仕上げの総金属鏡筒である。
- レンズマウントと同じ直径、全長1.5cmのとても小さなレンズだ。しかし、金属とレンズの塊のため230gの重量である。
- とてもしっかりとした作りでガタツキや歪みは無い。
- フォーカスリングは良好に減衰され、滑らかに動作する。
- 絞リングは非常に細いが、F3.5からF22まで1/3段ごとに動作する。
- ねじ込み式フードはとても小さいため、装着したままでも邪魔になることは無い。
- フルマニュアルレンズだが、電子接点を備えているため自動拡大やEXIF情報に対応している。
- コンパクトなレンズだが、画質は驚くほど良好だ。優位性はLoxiaにあるが、Loxiaの半値、そして半分のサイズ感で90%程度の画質を手に入れることが可能だ。
- F3.5から中央2/3でとてもシャープだが、四隅と端は少し低下する。
- 中距離ではフレーム端までシャープとなる。無限遠での像面湾曲は僅かで良好だがF3.5で非常にシャープと言う訳では無い。しかしながら数段絞ると中央で優れた水準に、四隅と端も非常に良好な水準となる。Loxiaほどでは無いが、少なくとも2400万画素のα7 IIIでは肉薄する性能だ。このような小さなレンズとしては見事な画質である。
- 最短撮影距離付近では中央がシャープネスを維持しているのに対し、端は急激に落ち込んでいる。このような状況で隅のシャープネスが重要な場合は1~2段絞るべきだろう。
- 他のフォクトレンダーと同じような描写で、心地よい色とコントラストだ。フォクトレンダーの色が大好きであり、このレンズも素晴らしい。Loxiaのコントラストと比べるとパンチは足りないが、被写体によって好みが分れるだろう。
- 倍率色収差が目立つものの、後処理で簡単に補正可能だ。
- 軸上色収差は細部を確認すると目に付くが、このようなレンズで重要な問題ではない。
- 接写性能が高いのでクローズアップでボケを大きくすることが出来る。玉ボケには多少のムラがあるものの、比較的滑らかだ。
- 小さな広角レンズから想像できるように歪曲収差が発生している。正直に言うと予想よりも遥かに小さい値だ。
- より明らかな弱点は周辺減光だ。絞ってもかなり目立つ減光が発生する。今のところレンズプロファイルがLightroomに存在しないため、補正は手動で実施する必要がある。
- 逆光耐性は非常に優れている。フレアはとても優れた耐性を示し、ゴーストは太陽を中央付近に配置して光源付近で僅かに発生する程度だ。
- 多くのフォクトレンダーと同じく10枚絞りのため、光条はハッキリとして10本状となっている。
長所:総金属製の非常にコンパクトなレンズ・素晴らしい感触のマニュアルフォーカスリングと絞りリング・絞り開放から大部分でとてもシャープ、絞ると隅までシャープ・優れた色とコントラスト・良好な色収差補正・心地よい光条・良好な逆光耐性・価格
短所:周辺減光が強烈・隅のシャープネスはトップクラスではない
Color-Slopar 21mm f/3.5はEマウントフォクトレンダーに追加された優れたレンズである。とてもコンパクトなレンズながら、しっかりとした作りで素晴らしい感触で操作できる。Loxiaはよりシャープで鋭いコントラストを備えているが、高価でサイズは大きい。多くの人にとって21mm F3.5はより良い選択肢となるだろう。
優れたレンズであり、カメラバッグの一員となった。
とのこと。
全体的にSony Alpha Blogの評価とよく似ていますね。相違点と言えばボケ質くらいでしょうか。
超広角の小型単焦点レンズと言うこともあり、周辺減光や四隅の画質は部分的に妥協が必要な模様。明るいシーンならまだしも、屋内や夜景などでは周辺部の減光とノイズのバランスに注意する必要があるかもしれません。
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