富士フイルム X-H2Sは大成功する可能性を秘めたカメラ

ePHOTOzineが富士フイルム「X-H2S」のレビューを公開。AFや連写についてコメントが少ないものの、良好な操作性やISO感度ノイズ耐性、堅牢性などを高く評価している模様。

ePHOTOzine：Fujifilm X-H2S Camera Review

ビルド・外観：

起動時間は0.49秒と満足のいく速さだ。

ボディは防塵防滴仕様で、構造もしっかりとして安心感がある。

バッテリー：

NP-W235バッテリーを使用する。

インターフェース：

Wi-Fi、Bluetooth、USB-C、HDMI A、3.5mmヘッドホン・マイク、2.5mmリモートなどを使用可能だ。

携帯性：

X-S10よりも大きくて分厚いが、手にフィットする。

重量は660gと重すぎない程度だ。

グリップ：

優れたグリップを備えている。

操作性：

手に馴染みやすく、正確に推せないボタンはほとんど無い。

バランスが良く、滑らかで確実に動作する。

全体的にハイクオリティな撮影体験が得られる。

ジョイスティックを誤操作することは無い。

ボタンとダイヤルが多いので、メニューを開く回数を減らすことが出来る。

このカメラはモードダイヤルを搭載している。

手ぶれ補正：

手ぶれ補正は効果的だ。

ファインダー：

0.5型576万ドットのOLEDファインダーはとても良好だ。

モニター：

162万ドットのバリアングルモニタだ。

メニューシステム：

記載なし。

フォーカスシステム：

記載なし。

連写性能：

記載なし。

解像性能：

記載なし。

高感度ISOノイズ：

常用ISO感度は160-12800だ。全域で低ノイズで実用的な画質である。

最高のシャープネスはISO1600まで。

ISO3200-6400でも許容範囲内の画質が得られる。

ISO12800でシャープネスの低下があるが、依然としてノイズ耐性は良好だ。

ISO25600でノイズが増加し、51200でディテールが低下する。

全体的に見て、とても見事な性能だ。

ダイナミックレンジ：

記載なし。

画質・仕上がり機能：

ホワイトバランスはとても良好に機能する。

動画：

幅広い動画機能を備えている。

ビデオグラファー向けだが、シンプルな動画撮影の結果も優れている。

総評

この素晴らしいカメラを手にした瞬間、手にぴったりとフィットするのを感じ、すべてのコントロールが手に馴染み、高速でスムーズな操作を体験することができる。このカメラは、質の高い写真を撮るための本格的なハイエンドカメラであることがわかる。それに加えて、しっかりとした動画性能と、あらゆる種類の高品質なフジノンレンズが揃っている。X-H2Sは大成功する可能性を秘めたカメラだ。

長所：
・しっかりとした作り
・応答性の高いコントロール
・5軸手ぶれ補正
・Xマウントレンズ
・防塵防滴
・フィルムシミュレーション
・ハイエンドの動画機能
・被写体検出
・高速かつ正確なAF
・576万ドットのOLEDファインダー
・全体的に低ノイズのISO性能
・CFexpressとSDカードに対応

短所：
・CFexpressカードが高価

とのこと。
積層型CMOSセンサー機にとって肝心のフォーカス性能や連写性能についてあまり触れていないレビューとなっていますが、その他の項目は高評価となっていますね。ざっと見た限りではX-H2Sの操作性がかなり好印象となっています。コントロールレイアウトは従来のXカメラと比べると違和感があるものの、慣れれば使い勝手が良さそう。状況に応じて素早く設定を切り替えることが出来る富士フイルム機は嬉しい存在ですねえ。（従来機はダイヤル操作がどうしても多くなる）
さらに読み出し速度を高速化した2600万画素センサーながら、ISO感度ノイズの耐性は十分良好となっている模様。Xシリーズとしては特に高価なカメラですが、XFレンズを使ってスポーツや野生動物の撮影、そして高度な動画撮影をしたいのであれば面白い選択肢となりそうですね。

富士フイルム X-H2S 最新情報まとめ