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Digital Camera Worldが正式発表されたばかりの富士フイルムAPS-Cミラーレス「X-Pro3」ハンズオンを公開しました。
- 見た目が良く、手に取った際の質感はさらに良好だ。そのうえ、心地よい感触のダイヤルで正確に操作が可能となっている。
- デュラテクト版では無いブラックモデルもしっかりとしたクオリティだが、デュラテクト版は別格だ。しかし、デュラテクト版の欠点は指紋が非常に付きやすい。古い真鍮製カメラで指紋が付きやすいように、デュラテクトコーティングされたX-Pro3も同様だ。
- 防塵防滴仕様なので悪天候でも撮影の継続が可能だ。
- 従来のX-Proユーザーならば馴染みやすい操作性だが、それ以外の人にとっては非常に異質なカメラと感じるだろう。
- 画質問題は無いく、4K動画もシャープで綺麗だ。ただし、連続撮影時間が15分と短いのは残念である。ボディ内手ぶれ補正も無いので三脚かジンバルが必要となってくる。
- 背面モニタが使い辛いので「撮影画像を確認したくなる衝動」から解放された。21世紀のカメラとしては不合理で非生産的なデザインだが、素晴らしい撮影体験を楽しむことが出来るようになった。
撮影するのが楽しくなるカメラだ。新しく、そして古くもある個性的な手法で写真活動に取り組むことが出来る。電子ファインダーを使うことで確実で信頼性の高い撮影体験を得ることはできるが、このカメラの本質はそこでは無い。
X-Pro3が成そうとしていることを本当に愛していると同時に、「バリアングルモニタでひっくり返すデザインでも良かったのでは?」と冷めた目で見る部分もある。
長所:撮影画像を確認したくなる衝動が抑えられる・美しい画質・スタイリッシュでタフなボディ
短所:レンジファインダーには慣れが必要・4K動画に制限がある・指紋が付きやすい
とのこと。
賛否両論あるX-Pro3の背面モニタ仕様ですが、DCWは肯定的な見解となった模様。しかし「バリアングルでモニタ隠しても良かったのでは?」と述べている点でDPReviewのファーストインプレッションと似ています。
デュラテクトコーティングは指紋が付きやすい、というのは他のメディアで指摘していなかったポイント。これは実際に実機を触って確かめないと何とも言えないところではありますが…。
X-T3と同じセンサー・プロセッサを採用していますが、動画機能には明らかな線引きがあるようです。4K 60p・F-log・HDMI出力非対応など目に見えて動画機能を絞ってきたようです。逆にカラークロームブルーやモノクロームカラーなど、X-Pro3で初導入された新機能をX-T3やX-T30のファームウェアアップデートでどこまで共有するのか気になるところですねえ。
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