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ePHOTOzineが富士フイルムAPS-Cミラーレス「X-Pro3」についてレビューを公開しました。
- 2600万画素のX-Trans 4 APS-C CMOSセンサーを搭載し、解像度のみならず低照度性能も向上している。
- マグネシウム合金と上下にチタン製プレートを採用した防塵防滴ボディだ。チタンはステンレスより軽く、腐食性が低いと言われている。さらにデュラテクト版は傷に強い。
- 重量は497g、サイズは140.5×82.8×46.1mmだ。防塵防滴仕様は70カ所のシーリングが施されている。
- ゴム製のフロントグリップと背面のサムレストは見た目こそ小さいものの、しっかりとカメラを保持することが出来る。
- HDMIポートは無くなった。これにより動画ユーザーへの訴求力が低下している。
- 光学/電子ファインダーは従来より鮮明で歪みが少ない。アイポイントは17mmとなり、より大きな画角を備えた新設計の光学系だ。電子ファインダーは369万ドットと高解像になり、コントラストが高く明るいOLEDパネルを使用している。
- 光学ファインダーは16mmなど超広角レンズの使用には適していない。そんな時な電子ファインダーに切り替えるのがおススメだ。
- 背面モニターは裏返しとなり、通常は隠れた状態だ。ただし、モニタ表面にサブモニタを配置している。サブモニターにはカメラ情報を表示できる。撮影後にモニタですぐ結果を確認しようとする癖を矯正するためだ。頻繁に撮影結果の確認やメニュー画面を利用している人はX-Pro3の操作性に苛立ちを覚える可能性がある。
- サブモニタでQボタンを利用できると便利だったが、残念ながら裏返しモニタかEVFで操作する必要がある。慣れるまで時間がかかるかもしれない。バックライトを備えていないので、暗所では視認性が低下する。
- 裏返しモニタを利用する場合はチルトモニタを下方向へ展開する必要がある。しかし、三脚に固定していると干渉する可能性がある。
- 富士フイルムの優れた色再現はX-Pro3も例外ではない。画質はX-T3やX-T30と同等だ。
- ノイズ耐性は優れている。高感度ISOでもノイズレベルは低く、ディテールと彩度を維持している。
- 富士フイルムは新しいフィルムシュミレーションと追加された撮影機能などがX-T3やX-T30へ導入する可能性があると述べている。
- DCI 4Kや4K UHDを連続15分で撮影可能だ。ボディ内手ぶれ補正を搭載していないのは痛いが、広角レンズだとそれほど気にならない。
- X-Pro3のフォームファクタで光学ファインダーを備えているカメラはほとんど存在しない。存在するとしても3750ポンド以上の来間Mシリーズくらいだ。このカメラは1699ポンドだが、他のカメラと直接比較するのは難しい。
優れたイメージセンサーとプロセッサーを備え、優れた画質とオートフォーカス、そして連写性能を実現している。しかし、万人向けではない個性的な撮影体験を目指したカメラだ。
長所:2600万画素CMOCS・優れたノイズ耐性・優れた色再現と新フィルムシュミレーション・個性的な背面モニタ・ハイクオリティで高解像なハイブリッドファインダー・高速連写・頑丈な防塵防滴ボディ・4K UHD/DCI 4K
短所:HDMIポートなし・隠れたモニターにより操作が遅くなる可能性あり・手ぶれ補正なし・サブモニタはバックライトなし・三脚とチルトモニタが干渉する
とのこと。
他のレビューサイトでも散々指摘されている裏返し背面モニターですが、ePHOTOzineも「万人向けでは無い」と指摘しています。直接比較できそうなカメラも存在しないことから評価にてをこまねいているようにも見えます。最終的な総合評価は5点満点中「4」となり、主に操作性や価格で評価を下げている模様。
イメージセンサーやプロセッサーがX-T3・X-T30と同じだけにX-Pro3の使い勝手が気に入るかどうかで購入を判断するのが良さそうです。現状で「カラークロームブルー」「トーンカーブ」などはX-Pro3の独自機能となっています。これらを他のモデルとの棲み分け機能とするのか、X-T3などと共有するのか気になるところですねえ。
富士フイルム X-Pro3について最新情報を集めているページはコチラ
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