FUJIFILM Xシリーズ 一眼 カメラ 海外の評価

FUJIFILM X-T5は多くの富士フイルムユーザーが求めていたカメラ

DPReviewが富士フイルム「X-T5」の初期レビューを公開。動画分野はX-H2と比べて省略されている部分が多いものの、静止画のスペックはほぼ同じと評価。多くの富士フイルムユーザーが求めていたカメラと言及しています。

DPReview:Fujifilm X-T5 initial review

カメラの紹介

  • X-T5は、X-T4よりも写真に焦点を当てたカメラだ。
  • 3Wayチルトモニタが復活している。
  • 動画撮影も可能だが、X-H2ほど野心的ではない。
    ・8K非対応
    ・6.2Kは1.22倍クロップが必要
    ・4Kは8Kオーバーサンプリングではなく6.2K
    ・全幅4K 60pは全画素読み出しではない
    ・ProResモードがない
    ・CFexpress Type Bに非対応
    ・放熱性を高める空冷ファンに非対応
  • 静止画の面ではX-H2とスペックがよく似ている。
  • SDカードを使用するので長時間の連続撮影時はできない。
  • X-H2と同じくピクセルシフトマルチショットに対応している。
  • ライバルのEOS R7は低価格ながらX-T5に近いスペックだ。X-T5は大型ファインダー、3Wayチルトモニタ、豊富なXマウントレンズなどが強みとなる。

操作性

  • X-T4とよく似ているが、ボディは少し小さく軽くなっている。
  • 従来通りシャッタースピード・ISO・露出補正ダイヤルを搭載。
  • 前後のコマンドダイヤルは押し込み式ボタンとなる。
  • 前面にはX-H2にはないフォーカスモードダイヤルを搭載。
  • 364万ドットのOLEDファインダーだが、光学系はX-H2と同じだ。リフレッシュレートは120fpsではなく100fpsまで利用できる。
  • ファインダーのアイセンサーはX-T4の2倍の速さで応答するとのこと。
  • ヘッドホンソケットがなく、HDMIはD端子に対応しているX-T4と同じ仕様だ。
  • カメラ底部には縦位置グリップ用の拡張ポートがない。これが必要な場合はX-H2を選ぶことになる。
  • バッテリーは従来通りNP-W235を使用する。

ファーストインプレッション

  • X-T5は多くの富士フイルムユーザーが求めていたカメラのように見える。
  • 多くのXシリーズ写真家が愛するクラシックな外観と専用ダイヤルのアプローチを継承。
  • 4000万画素センサーなど、より高価なX-H2の機能の多くを搭載しているが、主に動画面でいくつかの機能が省略されており、2つのモデルの間に賢明な区別がなされている。
  • ダイヤル付きのX-H2を好む人や、動画機能だけを削除し、X-T5にはバッテリーグリップを追加する機能を搭載すべきだと主張する人がいることは間違いないが、モデル間に意味のある違いを生み出すのに十分であり、X-T5が先行モデルのつま先を踏まずに低価格化を実現可能にしているように思える。
  • オートフォーカスは少し疑問符がつく。X-H2Sの高速センサーがなければ、X-T5は高速処理をすることができない、この点でフラッグシップ機にはかなわないと富士フイルムも認めている。しかし、動く被写体をもう少し撮影してみないとわからない。
  • 動画スペックは、X-H2から一歩下がっただけでなく、X-T4からも若干下がったと言える部分がある。全幅4Kはサブサンプリングされ、オーバーサンプリング「HQ」4Kは1.23倍クロップされており、ノイズ性能に影響がある。
  • X-T4は、写真家向けのカメラというよりもX-Hの間のつなぎとして開発されたカメラであり、動画性能の低下が優れた3Wayチルトモニタの復活と引き換えであれば、多くのスチル撮影者は、その采配に完全に満足するのではないだろうか。
  • X-T5は、単に勝利の方程式を崩さないだけでなく、X-Tシリーズ初期のビジョンに回帰している。ボディはよりスクエアで手になじみやすい形状になり、ファインダーの傾斜はより緩やかになり、より見やすいモニターが戻ってきた。
  • 大きくなった露出補正ダイヤルは、私の目には少し不釣り合いに見えるが、親指で操作しやすい大きさになったので、この変更は理解できる。

この小さな変化がどのように反映されるかは、実際に使ってみてからのお楽しみだが、これまでの経験では、X-T5は過去の模倣ではなく、傑作カメラになることを目指すシリーズにふさわしいと感じるものだ。

とのこと。
X Summit TOKYO 2022でお披露目した際も「写真撮影を重視したカメラ」であることを強調しており、動画撮影も強化されたハイブリッドのX-H2とは一線を画すコンセプトとなっているみたいですね。X-T4(で動画撮影もするユーザー)からアップグレードするのであればX-H2が適しているかもしれませんが、X-T3からアップグレードするのであればX-T5が優れた選択肢となりそうです。

このようなカメラに4000万画素の解像度を必要するユーザーは少ないと思うのですが(ファイルサイズやバッファ、パソコンでの処理など負担が大きい)、ピクセルシフトマルチショットで1億超の解像度が得られるのは魅力的ですね。最近登場したXFレンズも4000万画素の解像度に対応したモデルが多く、トリミングやクロップの自由度が向上するのは歓迎できそうです。

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