Admiring Lightがフジフイルムの交換レンズ「XF14mmF2.8 R」のレビューを掲載しています。
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ほぼゼロ歪曲の素晴らしい超広角レンズ
- 外装は全て金属製で戦車のような作りの非常に頑丈な鏡筒だ。Xシリーズらしいビルドクオリティである。
- 金属製フォーカスリングはフォーカスクラッチ機構が備わっている。リングを手前にスライドさせると被写界深度表示が現れ、マニュアルフォーカスモードへ移行する。この状態では適度に抵抗感を持ち滑らかに動作する。
- 絞りリングはF2.8?F22まで1/3段で動作する。「A」ポジションにおけるロックはしっかりとしているが、クリックストップは非常に緩いので誤操作しやすい。他の点で素晴らしい作りなだけに残念だ。
- レンズサイズは小さくなければ大きすぎることもない。フルサイズの21mm F2.8と比べるとかなり小さいレンズだ。重量とサイズはX-E1との組み合わせでバランスが取れている。
- オートフォーカスはとても高速だ。超広角レンズで必要と思われるフォーカス速度よりも速いと確信している。そしてとても正確だ。
- F2.8からフレームの大部分がとてもシャープだ。F5.6~F8では隅から隅までハッキリとシャープな画質となる。フレーム全域でこのようなシャープさを得られる超広角レンズは貴重な存在だ。多くのフォーマットでハイエンド広角レンズを触ってきたが、その中でも最もシャープである。
- ニュートラルな玉ボケと滑らかなボケ質だ。
- 発色はとても素晴らしい。コントラストは強すぎず、フラット過ぎず、中間の位置している。深みと諧調を両立している。
- 色収差はとても良好に補正されている。広角レンズとしては驚くべき結果だ。
- 逆光耐性は比較的良好に補正されている。フレアを発生させることは可能だが、点光源が特定の場所にある場合のみ発生する。
- 超広角レンズにも関わらず、歪曲は実際ゼロである。これは特筆すべきパフォーマンスだ。
長所:開放からとてもシャープ・ゼロ歪曲収差・色とコントラストに優れている・色収差補正・優れたビルドクオリティ・フォーカスクラッチ機構・高速で正確なAF・良好なボケ
短所:絞りリングが少し緩い・フォーカスリング操作時にこすれる音が発生してしまう
非常に高価だが、とてもシャープでゼロ歪曲と良好な色収差補正を兼ね備えた超広角レンズだ。
このレンズで頭を悩ませてるのは絞りリングが緩いことくらいである。他のXFレンズで同じくらい緩いレンズが存在しないのでとても不思議に感じた。
XF14mm F2.8 Rは今まで使った広角レンズの中でトップクラスの一本だ。
とのこと。
他のレビューサイトやブログでも非常に評価の高い一本ですね。歪曲が少なくデジタル補正に依存していないため四隅までシャープな画質を実現しているのでしょうか?Admiring Lightは様々なセンサーフォーマットのレンズをレビューしているブログですが、その中でも本レンズは極めつけの一本と高く評価しています。
「絞りリング緩すぎる」という見解はLenstipやOptical Limitsなども指摘しています。絞りリングの操作を重視しているのであれば、実際にレンズを触って確認してみたほうが良いかもしれませんね。
APS-C用単焦点レンズとしては比較的高価なレンズですが、ここのところ6万円半ばまで値下がりしています(2019年1月現在)。おまけに3月までキャッシュバックキャンペーンで1万円戻ってくる絶好のチャンス。このパフォーマンスで実質5万円ならかなりお買い得と言えるかもしれません。
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