Admiring Lightがフジフイルムの交換レンズ「XF23mm F1.4 R」のレビューを掲載しています。
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899ドルの価値があるレンズ
- 金属とハイクオリティなプラスチックで作られた頑丈なレンズだ。おそらくアルミニウム合金だろう、そこまで重く無いが安心できる堅牢さだ。
- ミラーレス用レンズとしては比較的大きいが、カメラボディを圧倒するサイズ感ではない。
- 絞りリングは1/3段ごとにクリックストップがある。滑らかに動作するが、誤操作しやすいのでもう少し硬めの動作が良かった。
- フォーカスリングはリブ付きの金属製だ。XF14mm F2.8と同じくフォーカスクラッチ機構を備えているので簡単にマニュアルフォーカスへ切り替えることが可能だ。
- レンズフードは花形の効果的なデザインだ。しかし、フジフイルムのボディ・レンズデザインを考慮するとアンバランスな外観となり、異常に大きなサイズだ。もともとフレア耐性の高いレンズなのでここまで大きなフードが必要なのか疑問が残る。
- オートフォーカスはXF35mm F1.4 Rと同程度か少し速い程度だ。作動音は少し煩く、なぜズームレンズに使われているリニアモーターを使わなかったのか不思議だ。
- 他のXFレンズではうまくいく状況でピントを見失う傾向があった。原因は分からないが差はハッキリと感じる程だ。
- 絞り開放から中央はシャープで、フレーム全体もそれに倣う。極端な端や四隅は少しソフトだが、驚異的なパフォーマンスと言えるだろう。少し絞るととてもシャープとなり、さらに絞ると隅から隅までとてもシャープとなる。
- 他のXFレンズと同じく滑らかなボケだ。玉ボケの縁撮りが僅かに強調される場合もあるが、多くの場合は均質で滑らかだ。
- 色は他のXFレンズと似た優れた描写となる。他のレンズと似たような描写特性をもつ個性的なシリーズであり、レンズ交換をしても同じ色を維持できるのはありがたい。飽和しすぎず、正確で豊かだ。
- コントラストは素晴らしく、誇張することなくイメージを鮮明に出来る。絞り開放から強いコントラストが維持されている。
- 軸上色収差は弱点の一つだ。高コントラストな状況でピント面前後に緑と赤のフリンジが発生する。
- 倍率色収差は軽微だ。
- 歪曲はうまく補正されているため建築物に最適だ。
- フレア耐性はとても強力だ。
- 23mm F1.4としては周辺減光は十分抑えられている。少し絞ると解消する。
長所:F1.4からフレーム全体で優れたシャープネス・滑らかなボケ・美しい色とコントラスト・低歪曲・高い逆光耐性・周辺減光がとても少ない・金属製の優れた仕上がり・クラッチ式のマニュアルフォーカス・高速なAF
短所:やや大きなサイズ・場合によってAFが迷う・高コントラストなシーンで軸上色収差が発生・絞りリングが少し緩い
このレンズはXFレンズの中でも傑出している。個人的な意見として899ドルの価値があるレンズだ。もしあなたがXユーザーで広角を探しているのであれば珠玉のレンズとなるはずだ。
とのこと。
オートフォーカスは動作音などに不満なポイントがあるようですが、描写性能はこれと言った欠点も無く優れたパフォーマンスを発揮するようです。
個人的に防塵防滴・ステッピングモーター仕様のII型が出ないかと期待していたり。
XF23mm F1.4 Rのレビュー・作例を集めるページはコチラ
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