Admiringlightが富士フイルム「XF50mm F2 R WR」のレビューを掲載しています。
Admiringlight
- 外観は23mm・35mmと同様だ。レンズは僅かに先細りした金属鏡筒で、レンズ構成が2枚ほど多いにも関わらず非常にコンパクトである。
- フォーカスリングは強めに減衰され滑らかな動作だ。
- プラスチックフードは逆さ付け可能だ。
- オートフォーカスはとても高速だが他のフジXレンズほど速くはない。56mm F1.2よりも少し速い程度だ。C-AFでも良好に動作する。
- シャープネスはとても堅実的な解像性能だ。F2からフレーム全域に渡りとてもシャープである。四隅は比較して僅かにソフトだが特に心配する必要は無い。絞ると四隅は改善し、中央はさらにシャープとなる。どの絞り値でも満足のいく結果となるので被写界深度の調整にのみ絞れば良い。
- ボケはとても素晴らしい。玉ボケはとてもニュートラルで縁取りの傾向は無い。ただし、四隅に向かって口径食の影響がある。
- 発色とコントラストは他のフジノンレンズととても似た傾向だ。レンズラインナップ全体で一貫している。
- 倍率色収差の補正はとても良好だ。
- 絞り開放付近で緑と紫の色づきがあるため場合によって後処理が必要となる。しかし、ハイコントラストの状況でのみ問題となり、一般的な撮影で大きな問題となることは無い。
- 糸巻き型歪曲は軽微だ。
- 逆光耐性はほとんどの状況で発生しないが、場合によってフレアが誘発する。コントラストの低下は極わずかだ。
- 周辺減光は内蔵プロファイルを適用しないとF2で目立つ。
長所:とてもしっかりとした造りでコンパクト・すばらしい質感・程よい速さで正確なおーおフォーカス・どの絞り値でも素晴らしい画質・とても気に入ったボケ質・倍率色収差とフレア耐性・手ごろな価格
短所:軸上色収差・わずかな糸巻き型歪曲
XF5mm F2 WRは他のF2シリーズと同様、とてもコンパクトで頑丈な鏡筒を持つ優れた光学性能のレンズだ。56mm F1.2は崇高な単焦点レンズだが、資金を節約したい人やコンパクトなレンズを探してる人にとって最適な選択肢となる。
とのこと。
欠点が少なく安定したパフォーマンスでリーズナブルな価格設定のレンズに仕上がっているようですね。この価格帯のレンズとしては造り・画質ともに水準を上回るパフォーマンスと言えそうです。
小型軽量ながら防塵防滴仕様で汎用性が高く、撮影する機会を増やせることは目に見えてこないメリットかもしれません。
XF50mm F2 R WRのレビュー・作例を集めるページはコチラ
スポンサーリンク
サイト案内情報
フジフイルムレンズ関連記事
- XF16-55mmF2.8 R LM WR II アップグレードに値する解像性能
- 富士フイルム「伸びる50-135mm F2.8」「18-135mm F3.5-5.6」「18-300mm F3.5-6.3」光学系の特許出願
- XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR は上位モデルほどではないがバランス良好
- XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR サイズ・重量・価格を考慮すれば十分に優秀
- XF16-55mmF2.8 R LM WR II 高価だが過去最高のAPS-C 標準ズームレンズ
- 富士フイルムがXF500mmF5.6 R LM OIS WR 最新ファームウェアを配信開始
- XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR 像面湾曲の影響はあるが全体的に安定した性能
- XF500mmF5.6 R LM OIS WR 絞り開放から最高水準の光学性能
- 富士フイルム XF16-55mmF2.8 R LM WR II 予約販売開始
- 富士フイルム XF500mmF5.6 R LM OIS WR 予約販売開始
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。