XF8mmF3.5 R WRは驚くほどコンパクトな唯一無二の超広角レンズ

PCmagが「XF8mmF3.5 R WR」のレビューを公開。絞った際の光条やクリックレスの絞り操作非対応を指摘しつつ、小型軽量ながら優れた超広角レンズと評価しています。

PCmag：Fujifilm Fujinon XF 8mm F3.5 R WR Review

外観：高級感のある外装。フード、キャップが付属。

構造：金属外装、防塵防滴。フッ素コーティング。

携帯性：X-S20との組み合わせでも携帯性の高い楽しい組み合わせ。

操作性：絞りリングは1/3段刻みで動作。デクリック構造ではない。

AF：滑らかで静かに動作。

MF：金属製フォーカスリングは心地よい操作性で適度な抵抗。

マクロ：短いワーキングディスタンスだが、競合のMFレンズはさらに短い。

手ぶれ補正：非搭載。ジンバルや内蔵したカメラとの組み合わせが必要。

解像性能：F3.5から非常に良好、F5.6で素晴らしい性能。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：接写時は柔らかい描写。

軸上色収差：厳しい環境でも目に見える色ずれはない。

倍率色収差：厳しい環境でも目に見える色ずれはない。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：目に見える樽型歪曲。

周辺減光：若干の光量低下。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：記載なし。

光条：絞ってもあまり綺麗ではない。

作例集：リサイズのみ。

総評：広い画角だが驚くほどコンパクト。金属外装で防塵防滴仕、非常に価値のあるレンズ。

競合について：光条は8-16mmや10-24mmが良好。

備考：

とのこと。
フルサイズ判換算で12mmの広い画角をカバーしている超広角の単焦点レンズですね。同じ画角をカバーする広角レンズは「XF8-16ｍｍ F2.8 R LM WR」のみであり、比較して小型軽量、低価格で8mmを利用することが出来ます。また、62mmのねじ込み式フィルターにも対応しており、フィルターワークも手ごろな費用で楽しむことが可能。8mmの単焦点レンズを使いこなすには慣れが必要かもしれませんが、超広角に興味があるのであれば面白い選択肢と言えるでしょう。

小型軽量な超広角レンズで気になるのが光学性能ですが、PCmagのレビューでは良好なパフォーマンスを発揮。他のレビューサイトでは問題なしと評価されていることもある歪曲収差ですが、従来のXFレンズと同じように歪曲収差を自動補正している模様。RAWにプロファイルを適用できないような環境であれば注意したほうが良いかもしれません。それでも周辺減光の影響は少ないみたいですね。

ボケ質は接写時に柔らかい描写と評価していますが、背景を溶かすほど大きなボケは得られない模様。このあたりは他のレビューサイトの評価も併せて確認したほうがいいでしょう。実写で確認したい場合はePHOTOzineの作例やFlickrなどのユーザー投稿写真をチェック。

富士フイルム XF8mmF3.5 R WR 最新情報まとめ

XF8mmF3.5 R WR
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
ビックカメラ	マップカメラ	ECカレント	eBEST
	キタムラで中古在庫を探す

レンズの仕様

発売日：2023年6月29日
希望小売価格：12万9,800円
初値：10万4940円
フォーマット：APS-C
マウント：X
焦点距離：8mm
絞り値：F3.5-F22
絞り羽根：9枚（円形絞り）
レンズ構成：9群12枚
最短撮影距離：0.18m
最大撮影倍率：0.07倍
フィルター径：Ø62mm
サイズ：Ø68mm × 52.8mm
重量：215g
防塵防滴：対応
AF：STM
手ぶれ補正：-
その他機能：
・絞りリング

レンズの仕様
発売日	2023年6月29日	希望小売価格	12万9,800円
マウント	X	最短撮影距離	0.18m
フォーマット	APS-C	最大撮影倍率	0.07倍
焦点距離	8mm	フィルター径	Ø62mm
レンズ構成	9群12枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F3.5	テレコン	-
最小絞り	F22	コーティング	S.EBC
絞り羽根	9枚
サイズ・重量など
サイズ	Ø68mm × 52.8mm	防塵防滴	対応
重量	215g	AF	STM
その他	絞りリング
付属品
レンズフード・キャップ