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サムヤンXP 35mm F1.2は色収差が目立つもののバランスの良い解像性能【海外の評価】

Mobile01がサムヤンの交換レンズ「XP 35mm F1.2」のレビューを掲載しています。

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明るいレンズだが注意点がいくつか

  • 一般的なサムヤンレンズと比べて遥かに大きなレンズだ。
  • フード込みで1199gだ。EOS 5D Mark IVと組み合わせることで2Kgとなる。
  • レンズフードはプラスチック製だ。内側に植毛は無い。
  • フォーカスリングは滑らかな動作だが、良好なゴム製グリップは高い吸着性でゴミが付きやすい。回転角は約240度だ。
  • 高価なレンズだが、残念なことに防塵防滴仕様では無い。
  • EOS 5D Mark IVとの組み合わせで片手の撮影は難しい。
  • 自動補正が適用されないこのレンズは後処理で歪曲収差を補正する必要がある。
  • F1.2の中央解像はとても良好で、驚いたことに端の解像性能も悪く無い。さらにF2まで絞ると画質の均質性が増す。ハイエンドクラスのパフォーマンスだ。
  • 色収差の補正は完璧では無く、絞り開放のハイコントラスト領域では明らかにパープルフリンジが発生する。かなり目立つがF2.8まで絞ると改善し始める。
  • 逆光耐性は良好だ。
  • 周辺減光は自動で補正されないため、F1.2で撮影すると減光が目立ち全体の明るさにも影響している。絞り開放の場合は露出補正+1でちょうどいい。四隅の減光を解消する場合にはF4まで絞ると良いだろう。
  • 9枚の絞り羽根はF4まで絞ると光条が発生する。しっかりとした形の光条はF11から始まる。
  • F1.2の大口径レンズで避けて通ることが出来ないのは口径食だ。口径食を改善するにはF2.2まで絞る必要がある。

価格設定は適切だが、マニュアルフォーカス専用のためフォーカスピーキングを内蔵していないEOS 5D Mark IVでは使い辛い。Eマウント版が登場するとより魅力的となるはずだ。

とは言え、F1.2のボケはセールスポイントとなり。解像度はF1.2~F16まで実用的だ。

パープルフリンジの問題はあるものの、このような特性のレンズに慣れていれば希少価値の高い一本である。

とのこと。

キヤノン一眼レフではライブビューを使ったとしても「ピーキング」を利用することが出来ないのでピント合わせで苦労しそうですね。幸いにも絞り制御はカメラ側となっているので開放の状態で常時フォーカス操作可能。

非常に明るいレンズの上に解像性能も良好な模様。

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