Digital Camera Worldが「YN11mm F1.8 DA DSM WL」のレビューを公開。絞り開放でフレーム端の結果が低下すると指摘しつつも、価格を考慮すると良好な光学性能・ビルドクオリティのレンズと評価。
- 外観:58mm径のフィルターに対応。レンズフードは着脱可能。
- 構造:手頃な価格ながら金属外装のしっかりとした作り。防塵防滴・フッ素コーティング。更新用USBポート。別売りリモコンはバッテリー内蔵。
- 携帯性:小型軽量でAPS-Cミラーレスに最適。
- 操作性:クリック解除付き絞りリング、AFLボタン、カスタムスイッチを搭載。2.4GHzワイヤレスリモコンに対応。
- AF:ステッピングモーター駆動で高速かつ滑らかに動作。
- MF:リモコンでA-Bフォーカスなどを利用可能。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:F1.8から中央は見事なシャープネス。隅もきちんとした性能だが、ピークの結果を得るにはF5.6-8まで絞る必要がある。コントラストは良好。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:記載なし。
- 軸上色収差:記載なし。
- 倍率色収差:隅に向かって色収差が目立つ場合がある。補正可能。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:樽型歪曲が見られるものの補正可能。超広角レンズとしては穏やか。
- 周辺減光:コンパクトな広角レンズらしく目立つ。F4以降で解消。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:記載なし。
- 光条:7枚絞りで見事な描写。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:小型軽量で低価格の超広角レンズ。価格を考慮すると画質とビルドクオリティは見事。
- 競合について:記載なし。
- 備考:
とのこと。
YONGNUO4本目となるAPS-C用AFレンズ。11mmの広角で開放F値「1.8」を実現しつつ手頃な価格となっています。このジャンルのAFレンズはまだまだ選択肢が少なく、それだけでも貴重なレンズ。さらに、このレンズは別売りのワイヤレスリモコンを使った遠隔操作にも対応。フォーカスや絞りを操作できるほか、レンズ側のAFLボタンやA-Bフォーカスにも対応するなど便利な機能を備えているようです。販売価格が300ドル以下と考えるとコストパフォーマンスは良好。
Digital Camera Worldのレビューでは、隅のパフォーマンスがF1.8で低下するものの、良好な中央解像やビルドクオリティを高く評価しています。Sony Alpha Blogの評価と同傾向。販売価格も安く、動画撮影中心で利用する11mmを探しているのであれば面白いレンズとなりそう。
YONGNUO YN11mm F1.8 DA DSM WL 最新情報まとめ
レンズの仕様
- 2024年 発売
- 初値:298.00ドル(B&H)
- フォーマット:APS-C
- マウント:E
- 焦点距離:11mm
- 絞り値:F1.8 - F16
- 絞り羽根:7枚
- レンズ構成:9群10枚
・低分散ガラス 3枚
・超低分散ガラス2枚
・高屈折率レンズ 3枚
・非球面レンズ 2枚 - 最短撮影距離:0.15m
- 最大撮影倍率:0.15倍
- フィルター径:58mm
- サイズ:φ66×69mm
- 重量:260g
- 防塵防滴:マウント部対応
- AF:DSM
- 手ぶれ補正:
- その他機能:
・防汚コーティング
・カスタムスイッチ(AF/MF or リモコン)
・絞りリング
・絞りクリック 切り替え
・AFLボタン
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