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ニコン Z50II は前モデルの課題が多数改善している

Xitekが「Z50II」のレビューを公開。古いイメージセンサーや大きなボディサイズを指摘しつつ、良好なグリップや高ISO性能、被写体検出やAF追従性などを高く評価。コストパフォーマンスに優れた1台とのこと。

Xitek:Z卡口APS-C新援 尼康Z50Ⅱ详细评测

  • 外観
    ・前面トップラインはZ9と同様のデザインを採用。
    ・トッププレートとマウントの接続が滑らかになった。
    ・ボディロゴはZ9の新デザインを踏襲し、マウント左上に「Z」のロゴ、型番は上部へ移動した。
    ・録画中を示すRECライトを新たに追加。
  • 構造
    ・Z fと同様のアップグレード路線。EXPEED 7プロセッサを搭載。検出機能とフォーカス性能が向上した。
  • 質感:記載なし。
  • バッテリー
    ・新型のEN-EL25aバッテリーを採用し、容量が1250mAhに増加。
    ・従来型バッテリーも使用可能だが、撮影可能枚数は劣る。
  • インターフェース
    ・ポップアップフラッシュを引き続き搭載。
    ・前モデルと比較してヘッドフォンジャックが追加された。
  • ストレージ
    ・シングルSDカードスロットを継続。UHS-II対応で高速化。
  • 携帯性
    ・サイズはやや大きくなり、重量も450gから550gへ増加。
    ・フルサイズミラーレスより大きく、軽量化の余地がある。
  • グリップ
    ・コンパクトではないが、深い構造により快適で安定した持ち心地。
  • 操作性
    ・物理ボタンが増加し、タッチボタンが廃止。
    ・新たにイメージコントロールボタンを搭載。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • ファインダー
    ・0.39型236万ドットの有機ELパネルを採用。
    ・輝度が前モデルの2倍となり、強い日差しでも見やすい。
    ・形状も最適化され、取り回しが向上。
  • モニター
    ・3.2型104万ドットのバリアングルモニターを採用。
    ・三脚使用時でも干渉しない。
  • メニュー
    ・Nikon Imaging Cloudを利用可能。カスタム配色データ(色相、明るさ、コントラストなど)のアップロードとダウンロードができる。
    ・クリエイティブなプリセット配色を選び、無料で利用可能。世界中の写真家が提供するプリセットも直接ダウンロードでき、簡単に呼び出せる。
  • フォーカス
    ・EXPEED 7搭載により9種の物体を自動認識。
    ・フォーカス追従性能も向上し、動体撮影でも正確に追尾できる。
  • 連写性能
    ・プリ撮影機能を搭載。シャッター半押しで最大1秒前の画像を記録可能。ただし対応はJPEGのみ。
  • 解像性能:記載なし。
  • 高感度ISO:ISO3200以下で良好な画質を維持するが、ISO6400以降ではノイズが目立ち始める。ISO51200以上では実用性が低下。
  • ダイナミックレンジ:露出オーバーでは+2まで、露出アンダーでは-2まで良好に復元。極端な露出ではノイズが目立つ。
  • ホワイトバランス
  • JPEG:ピクチャーコントロールとクリエイティブピクチャーコントロールにより、ユーザーはカメラに内蔵された31種類のリアルタイムカラーフィルターを使用し、自由にカスタマイズできます。最大 9 個のカスタム ピクチャー コントロールを保存し、いつでもすぐにアクセスできます。
  • 動画:商品表示モードを初搭載。H.265 10ビット記録に対応し、N-Log撮影が可能。4K 30pはオーバーサンプリングで高画質。4K 60pでは約1.5倍クロップとなるが、十分な性能を発揮する。
  • 作例集
  • 総評
    ・Z50IIは前モデルの課題を多く改善し、現代的な機能を搭載した。
    ・高輝度EVFとメカニカルシャッターが大きな利点。
    ・CMOSセンサーの読み出し速度やボディサイズ、手ぶれ補正の非搭載に改善の余地がある。
    ・発売後、価格が6,000元以下に安定すれば、コストパフォーマンスがさらに高まるだろう。
  • 競合:有効画素数は低いが、高感度性能とEVF輝度が優位。EXPEED 7によるフォーカスと動画性能の向上が強みとなる。

2024年末に登場したニコンのAPS-Cミラーレスカメラ。
ニコンAPS-Cではお馴染みの2000万画素CMOSセンサーを継承しつつ、最新の画像処理エンジンであるEXPEED 7 プロセッサを搭載。被写体検出や3Dトラッキングに対応する最新のAFシステムを利用でき、センサーが足かせとなるものの連続撮影や動画撮影も高機能化。外装のデザインも一新され、より一般的で使いやすい物理ボタンが大幅に増加しています。

販売価格は前モデルより数万円高くなっているものの、改善した機能を考慮すると妥当な値付けと言えそうです。競合他社を含めて、被写体検出AFに対応するAPS-Cミラーレスとしては比較的安いほう。

Xitekのレビューでは、古いイメージセンサー(主にローリングシャッターや動画仕様の制限)を指摘しつつも画質には満足している模様。ボディサイズは大きいものの、グリップや操作性、ファインダーなどが良好。あとは手振れ補正が搭載できれば文句なしと言ったところでしょうか。

ニコン Z50II 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年12月13日
  • 予約開始日:11月12日10時
  • 希望小売価格:オープンプライス
  • ニコンダイレクト:
    ・ボディ:145,200円
    ・16-50 キット:166,100円
    ・18-140 キット:199,100円
    ・ダブルズームキット:198,000円

主な仕様

  • イメージセンサー
    ・タイプ:APS-Cサイズ/DXフォーマット
    ・有効画素数:2088万画素
    ・除塵ユニット:
    ・手振れ補正:レンズシフト方式
  • ISO 100~51200
  • 静止画:RAW(ロスレス・高効率・高効率★) / JPEG / HEIF
  • ストレージ:SD UHS-II
  • プロセッサ:EXPEED 7
  • AFシステム:ハイブリッドAF
    ・測距点:209点
    ・測距輝度範囲:-9~19EV f/1.2レンズ使用時
    ・被写体認識:人物(顔、瞳、頭部、胴体)、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車
  • ドライブ性能:
    ・メカニカルシャッター:1/4000~30秒
    ・電子シャッター対応
    ・フラッシュ同調速度:1/250秒
    ・撮影速度:約11コマ/秒 / 約15コマ/秒
    ・撮影枚数:200コマ以上
    ・プリキャプチャーモード
  • ファインダー:0.39型XGA OLE 約1.02倍 約236万ドット
  • モニター:バリアングル式8cm/3.2型TFT液晶モニター 約104万ドット
  • 動画:
    ・4K:60p
    ・FHD:120p
    ・出力:MOV、MP4
    ・H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit)
    ・N-Log
    ・動画撮影中の赤枠表示
    ・RECランプ
  • インターフェース:
    ・USB:Type-C端子(SuperSpeed USB)
    ・ヘッドホン:φ3.5mm
    ・マイク:φ3.5mm
    ・HDMI:Type D
    ・Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n/a/ac
    ・Bluetooth:Ver.5.0
    ・その他:GN7 フラッシュ内蔵
  • バッテリー
    ・タイプ:EN-EL25a
    ・撮影可能枚数: ファインダー 約230コマ / モニター 約250コマ
    ・充電方法:USB-C
  • サイズ:約127×96.8×66.5mm
  • 重量:約550g

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