OM SYS「ED 20mm F1.4 PRO」のスペック詳細とレンズサイズ比較

PhotorumorsがOMデジタルが開発発表している「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」について追加の製品画像とスペック情報を公開しています。情報を元に現行レンズとサイズを見比べてみました。

Photorumors：Here are the leaked pictures of the upcoming OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F/1.4 PRO lens

これがリークされた「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」の製品画像だ。

そしてスペックは以下の通りである。

12月10日発売

希望小売価格：104,500円

焦点距離：20mm

絞り値：F1.4-16

絞り羽根：9枚円形絞り

レンズ構成：10群11枚（SED 1・ED 2・SHR 2・ASPH 2）

最短撮影距離：0.25m

最大撮影倍率：0.11倍

フィルター径：58mm

サイズ：φ63.4×61.7mm

重量：247g

防塵防滴：対応 IPX1

AF：MSC

手ぶれ補正：-

とのこと。
マイクロフォーサーズ用のF1.4レンズとしては少し高価ですが、PROレンズらしい気合の入った光学設計となっている模様。10群11枚のレンズ構成中には7枚の特殊レンズを使用しており、高度な収差補正を実現しているPROレンズらしい描写に期待。フィルター径58mmは複数のズームレンズで使用しているフィルターサイズなので、手持ちのレンズと共有することも出来そうですね。
最短撮影距離は0.25mで（マイクロフォーサーズ用レンズとしては）少し寄りにくいレンズとなっているようです。とは言え、最大撮影倍率は競合する25mm F1.2 PROやLEICA DG 25mm F1.4 IIと同等なので、特に問題はないはず。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4 PROと比べて、さらに短くコンパクトなレンズ。携帯性の良い大口径単焦点であり、E-M5 Mark IIIやE-P7と相性が良さそう。比較的大きなレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROと比べるとサイズ差が際立っています。

パナソニックのLEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.よりも少し大きなレンズとなるようです。7群9枚のLEICA DGと比べてレンズ構成枚数が多いので当然の結果でしょうか？LEICA DGでは使用していないEDレンズを3枚も使用しているので、高度な色収差補正に期待したいところ。
同じ焦点距離のLUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH.と比べると全長は2倍以上。レンズの明るが半段差と考えると悩ましいサイズ差。ただし、20mm F1.7 IIはAF速度がかなり遅く、防塵防滴仕様でもありません。汎用性を考えるとPROレンズのサイズも許容範囲内か？

フルサイズに換算すると「40mm F2.8」となるパラメータ。ここ最近は他社でも40mmレンズが立て続けに登場しており、今年だけで既に3本のレンズが発売しています。それらと比較すると、20mm F1.4 PROはサイズが大きく、最も高価なレンズとなる可能性あり。
特に高性能・高機能な「FE 40mm F2.5 G」の存在は大きい。特に高性能・高機能な「FE 40mm F2.5 G」の存在は大きい。また、ニコンは低価格で大口径の「NIKKOR Z 40mm f/2」をリリース。光学性能には妥協があるものの、楽しめる仕上がりだと思います。