Fuji Rumorsが富士フイルムの新製品に関する噂情報を発信。X-Trans CMOS初となるピクセルシフトマルチショットに対応し、1.6億画素の画像を入手できるとのこと。
Fuji Rumors:RUMOR: Fujifilm X-H2 Coming with Pixel Shift Multishot for 160 Megapixel Images
富士フイルムは、史上初めてX-Trans CMOSセンサーカメラでピクセルシフトマルチショットを動作させるつもりだ。
信頼できるソースから、9月8日午後2時(日本時間で9月9日午前3時)にニューヨーク時間で発表される4000万画素のX-H2がピクセルシフトマルチショットに対応すると聞いている。ピクセルシフトにより、X-H2は1.6億画素の画像を撮影することになる。
とのこと。
ピクセルシフトマルチショットとは、ボディ内手ぶれ補正を利用して高解像度の画像を取得する機能ですね。オリンパス(高画素化)やペンタックス(色情報の補完)から始まり、今ではソニー、富士フイルム(GFX)なども対応しています。
富士フイルムはGFX100以降のボディ内手ぶれ補正搭載モデルで実装していますが、X-Trans CMOSセンサーの特殊なカラー配列でピクセルシフトマルチショットに対応したカメラは存在しません。X-H2で導入されるとしたら史上初となります。特に4000万画素と噂されているX-H2で高解像度の撮影が可能になるとAPS-Cミラーレスの中では抜群の解像性能を備えたカメラとなりますね。問題は1.6億画素の解像度に耐えうるレンズがいくつ存在するのかという点ですが…。
個人的に元から4000万画素あるのだから、4枚合成の色情報補完(リアルカラー合成のみ)でも十分かなと思うのですが、GFXと同じく撮影方式を選べるのか気になるところ。また、撮影したRAWをボディ内で合成できるのかも注目ですねえ。
ポイント
太字は確定的な情報
X Summit NYC 2022
X-H2
- X-H2S登場後に発表される
- X-H2Sよりも安く、2500ドル以下
- 4000万画素 CMOSセンサー
・X-Trans CMOS 5 HR
・積層型ではない - ベースISOが160よりも低くなる
- ISO感度性能が向上している
- ロゴ以外のデザインはX-H2Sと全く同じ
- 1999ドル
X-T5
- 4000万画素 非積層型CMOSセンサー
- 積層型CMOSセンサーモデルは登場しない
- ベースISOが160よりも低くなる
- 縦位置グリップがない
- 9月のX Summitでは登場しない
その他
- XF8mmF3.5:2023年
- XF30mmF2.8 Macro:2022年
- XF56mmF1.2 II:2022年
- GF20-35mm:2022年
・X Summit 2022 NYC - GF55mmF1.7:2023年
- GFチルトシフトレンズ:2023年
・30mmF4
・21mmF4
(Via?Xレンズロードマップ・GFレンズロードマップ・Fuji Rumors)
参考情報
X Summit OMIYA 2022
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