DPReviewが七工匠「7Artisans 55mm F1.4 II」のサンプルギャラリーを公開。絞り開放の接写時はまずまず良好な滑らかなの後ボケが得られ、色収差も要所は良く抑えているように見えます。
DPReview:7Artisans 55mm F1.4 Mark II sample gallery (DPReview TV)
今週のDPReview TVでは、APS-C用の格安レンズ「7Artisans 55mm F1.4 Mark II」をテストした。サンプルギャラリーでは、その性能をご覧いただける。
DPReview TV: 7Artisans 55mm F1.4 Mark II review - Can a $125 lens be any good
とのこと。DPReviewがこのクラスのMFレンズをレビューするのは珍しいですね。
前モデル「7artisans 55mm F1.4」と同じ5群6枚構成ですが、光学設計に改善が見られるII型ですね。国内での流通も既に始まっており、1万円台で購入することが出来ます。今回のDPReviewはZ 7のAPS-Cクロップで使用しているため、解像度は1950万画素程度。
サンプルギャラリーを実際に確認してみると、F5.6からF8まで絞った際はフレーム周辺部まで十分にシャープで倍率色収差も少なめ。絞り開放のボケは滑らかで綺麗に見えますが、口径食が強いので周辺部や隅の描写が荒れる可能性あり。軸上色収差は思ったよりも良く抑えられているように見えます(場合によって前ボケにマゼンダの色付きが発生)。手ごろな価格で大口径の中望遠を楽しんでみたいのであれば面白い選択肢となりそう。
同じ価格帯では「TTartisan 50mm f/1.2」と合わせて検討する必要があるものの、個人的に見た目で選ぶなら7Artisansかなと。一方で絞りリングの操作性はTTArtisanのほうが優れているので悩ましいところ。また、質感や開放F値は見劣りしますが「YN50mm F1.8S DA DSM」がAFに対応して似たような価格設定で入手可能です。
七工匠 7artisans 55mm F1.4 交換レンズデータベース(前モデル)
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