DPReviewがキヤノン「EOS R10」のISO感度別スタジオシーンテストの結果を公開。レビューサイトの評価通り、高ISO感度はカメラの強みとはならないみたいですね。弱点とまでは感じませんが、注意したいポイント。
DPReview:EOS R10 studio scene packs a punch
- キヤノンは、スマートフォンよりも一歩進んだ操作性を求めるユーザーを休日カメラマンにする2400万画素エントリーレベルAPS-Cミラーレス「EOS R10」を発表した。
- トッププレートのツインコントロールダイヤルや、ジョイスティックなど、高価格帯の兄弟機から継承したプレミアムな機能を搭載して1000ドル以下の価格だ。
- 低価格・高機能には代償が有るのか?
- EOS R10のセンサーをスタジオシーンでテストした。上位機種であるEOS R7と比較すると、シャープネスは低ISOでは非常に似ているが、高ISOでは劣っているように見える。
- JPEGは両者で非常に似ており、微細な違いがあるだけだ。
とのこと。
3250万画素のEOS R7と比べて低画素であるぶん高ISO感度に強いかと思いきや、そうでもないようです(顕著な差ではないですが)。また、同価格帯の競合他社と見比べても高ISO感度のノイズ耐性は少し見劣りしているように見えます。
やはり、従来機のセンサーを改良しているとはいえ、劇的な違いとはならず、比較的新しいイメージセンサーを搭載している競合他社のほうが少し良好となっているように見えます。特に裏面照射型の富士フイルム機と見比べると少し厳しい戦いとなりそう。特に富士フイルムは大口径レンズも揃っているので、低照度での撮影が多いのであればEOS R10よりも優れた選択肢となるかもしれません。
とは言え、EOS R10はAFや操作性など、センサー画質以外の部分が非常に優秀であり、高ISO感度の差を考慮しても魅力的なカメラに仕上がっているように感じています(競合他社を含めたEOS R10ユーザーとしての感想)。
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