Lesnumeriqueがパナソニックのフルサイズミラーレス「LUMIX S1/S1R」のISO感度別ダイナミックレンジチャート(ハイレゾモード版)を公開しました。
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最高のカメラに近いダイナミックレンジ
- ±10EVの範囲で撮影を実施し、現像ソフトを使用して元の露出に戻して確認している。
- LUMIX S1のハイライトは+1.3EVまで問題無く回復し、+1.6EVの時点で白飛びが始まっている。それ以上では回復不能だ。
- LUMIX S1Rのハイライトは僅かに優れており、+1.6EVまで白飛びが無い。+2EVの段階で白飛びが強くなり、+2.3EVで回復不能となる。
- LUMIX S1のシャドウは見事だ。0?-3EVまでは情報の欠損を見つけるのは難しい。-4EVで見え始め、-5EVで顕著となる。しかし、このような状況でも最終的な画質は高く、きめ細かいノイズのためディテールの再現性は高い。
- LUMIX S1Rのシャドウは-3EVまでとても良好だ。しかし、-4EVではノイズが目立ち始める。-5EVではS1と比較して粗いノイズが多い。暗所の諧調やフラットの領域の色合いにも影響している。全体的に見えると画質を維持しているが、S1と比べると劣っている。
我々の見解としては、LUMIX S1が「-5EV?+1.6EV」で6.6EV、LUMIX S1Rが「-4EV?+2EV」の6EVとなった。ソニーα7R IIIのようにハイライト重視では無く、シャドウ側にバランスを傾けているようだ。シャドウ寄りで露出を決定すると白飛びする可能性がある。
全体的に見ると、パナソニックの新型ミラーレスの性能は素晴らしく、最高のカメラに近いパフォーマンスだ。
とのこと。
Photons to PhotosやDxOMarkのテスト結果と同様、ダイナミックレンジは非常にハイパフォーマンスなカメラとなったようですね。ダイナミックレンジの使い方はニコンやペンタックスのようにシャドウ寄りとなっているみたいなので白飛びには気を付けたほうが良さそうです。(とは言えDxOMarkの実効感度を比較してみるとそう違いは無さそうですが…)
幸いにもLUMIX Sシリーズは「ハイライト重点測光」やタッチAE、場所を自由に移動できるヒストグラムなどを備えているので白飛び対策はしやすそうです。
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