DPReviewが「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」のプリプロダクションモデルを使ったサンプルギャラリーを公開。Z 8と組み合わせた38枚の写真を公開しています。
DPReview:Nikon Nikkor Z 135mm f/1.8 S 'Plena' pre-production sample gallery
ニコン「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」は、周辺光量落ちを最小限に抑え、周辺まで丸いボケを維持し、非常にクリアでシャープな画像を生成するように設計されている。ニコンは、光の質を高く維持し、被写界深度を滑らかなグラデーションで表現するレンズ作りに多くの工夫を凝らしたようだ。
出来上がったレンズは、ニコンZシリーズカメラを使用するポートレート写真家やスタジオ写真家のために作られたように感じられる。シアトルの街角でポートレートを撮影すること以上に、これらの主張を試す良い方法があるだろうか?最新のサンプルギャラリーでは、肌や髪のディテール、周辺部のボケ味、被写界深度などを詳しく確認することができる。
このサンプルギャラリーは、レンズのプリプロダクションモデルを使用している。ニコンがレンズ画像の共有をカメラ出力のJPEG画像に制限していることに留意されたい。Plenaの製品版を手に入れ次第、RAW+JPEGサンプルを撮影する予定だ。これらのアップデートに期待してほしい。
とのこと。
Z 8と組み合わせて撮影した38枚の写真を公開しています。定量的なサンプルは少なく、撮り歩いた写真の掲載が多いです。定点撮影は被写体までの距離が近すぎて参考になるかどうかは不明。38枚のサンプルをざっと見てみると、ボケは全体的に綺麗で、隅も悪目立ちする要素がほとんどないように見えます。球面収差が残る滲むような描写ではありませんが、非常に綺麗なボケと言うことが出来そう。また、SRレンズとEDレンズを贅沢に使用しているためか、色収差は全く目に付かず、ボケの色づきも皆無。様々な環境でF1.8のボケを心置きなく楽しむことが出来そうです。状況によってはボケが少し硬く見える場合もありますが、このあたりは他のサンプルギャラリーも確認しておきたいところ。
ニコン NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena 最新情報まとめ
レンズの仕様
レンズの仕様 | |||
---|---|---|---|
発売日 | 2023年10月13日 | 初値 | 税込40万円前後 |
マウント | Z | 最短撮影距離 | 0.82m |
フォーマット | フルサイズ | 最大撮影倍率 | 0.2倍 |
焦点距離 | 135mm | フィルター径 | 82mm |
レンズ構成 | 14群16枚 | 手ぶれ補正 | - |
開放絞り | F1.8 | テレコン | - |
最小絞り | F16 | コーティング | M/AR/SIG |
絞り羽根 | 11枚 | ||
サイズ・重量など | |||
サイズ | 98mm×139.5mm | 防塵防滴 | 対応 |
重量 | 約995g | AF | STM×2 |
その他 | コントロールリング | ||
付属品 | |||
キャップ・ケース |
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