このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LAOWA 17mm f/1.8 MFT」の情報を収集しています。
最新情報
- 2020-01-29:Lenstipがレビューを掲載しています。
- 2019-11-22:サイトロンジャパンが国内での取り扱い開始を発表しました。
- 2019-10-21:Venus Opticsが「LAOWA 17mm f/1.8 MFT」を正式発表しました。公式サイトでは149ドルとお手頃価格なレンズになっていますね。国内代理店のサイトロンジャパンはまだ取り扱い開始していません。
レンズデータ
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
Name | Laowa 17mm f/1.8 MFT |
---|---|
Focal Length | 17mm |
Max. Aperture | f/1.8 |
Angle of View | 65° |
Format Compatibility | M4/3 |
Lens Structure | 9 elements in 7 groups |
Aperture Blades | 7 |
Min. Focusing Distance | 15 cm |
Max. Magnification | 1 : 5(0.2X) |
Focus Mode | Manual Focus |
Filter Thread | 46mm |
Dimensions | 55 x 51 mm |
Weight | 172g |
Mounts | MFT |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
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- 19mm F2.8 DN
- Voigtländer NOKTON 17.5mm F0.95
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海外の評価
Lenstip
Venus Optics LAOWA 17 mm f/1.8 MFT II
- このレンズは2019年10月に発売された。ローマ数字が示しているように、「II型」である。「I型」は1年前の2018年中頃に公開された。なぜVenus Opticsが早急にII型へ変更したのかは分からない。
- 競合レンズと比べて大きく重いが、大差は無い。依然として小型軽量なレンズである。
- 金属製レンズマウントに電子接点は存在しない。
- レンズは中国製である。
- 直径13mmの後玉は前後に移動する。無限遠に設定すると後玉はわずかに鏡筒側へ隠れ、近接側に設定するとさらに5mmほど奥に隠れる。内側は反射防止の塗料が施されている。
- 18mm幅のフォーカスリングは十分に減衰され、滑らかに動作する。ピント距離全域のストロークは約110度だ。マニュアルフォーカスレンズとしてはストロークが少し短い。
- 絞りリングは1段ごとにノッチがある。(F1.8?F2.8の間、F2は省略されている)。動作は滑らかで、小刻みな調整も可能だ。
- 解像度
・OM-D E-M5 Mark IIIのRAWファイルに基づいて計測している。
・良像の基準値は48?50lpmmだ。
・最高の単焦点レンズでピークの数値が85lpmm以上となる。45mm F1.2 PROで96lpmm、17mm F1.2 PROで98.6lpmmだ。
・中央解像は絞り開放からハイクオリティだ(約58lpmm)。F2.8~F5.6の絞り値では80lpmmを超える優れた水準に達する。レコードホルダーに手は届かないが、価格差を考慮して欲しい。
・フレーム端の解像性能は中央と差が大きい。しかし、開放で良像を少し下回るのみ、F2.8で良像の基準値を超え、F5.6付近でピークを迎える。このような小型で安価なレンズで多くを求めるのは愚かなことだ。 - 軸上色収差による画質への影響は僅かだ。
- 倍率色収差は0.03%と非常に小さい。色収差が問題となることは無いだろう。
- 球面収差の影響はとても小さい。
- 歪曲収差はJPEGで-2.35%、RAWで-2.38%の樽型だ。画角65度の単焦点レンズとしては少し大きすぎる数値だ。フルサイズの35mm単焦点でも1~2%に抑えられている。
- コマ収差は絞り開放で明らかだが、F2.8まで絞ると低減する。
- 非点収差の平均値は5.1%と低い数値である。
- ボケ描写はきちんとしているが、絞ると硬調となるので完璧とは言えない。
- レンズサイズが小さいので周辺減光の影響は避けられない。四隅の減光量は-2.59EVと大きく、マイクロフォーサーズとしては非常に高い数値だ。F2.8まで絞ると-1.25EVまで低下する。
- 逆光耐性は十分なパフォーマンスだ。逆光時にゴーストやフレアは発生するが、大きすぎず、目立ちすぎない。
- 前述したようにフォーカスリングの回転角は110°と小さい。絞り開放での接写におけるMF操作は難しいだろう。被写界深度の表示も分かりづらい。
きちんとした性能の小型軽量レンズだ。おまけに手頃な価格設定である。価格を考慮すると、特に中央とフレーム端が絞り開放からシャープな画質である事実は称賛せざるを得ない。
2倍高価なオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」が光学的に優れている点はほとんど無い。その逆も然りだ。もし2本のうち1本を選べと言われたら、個人的にはLAOWAを選ぶだろう。おススメできるレンズである。
長所:頑丈な金属鏡筒・中央画質が優れている・四隅の画質が許容範囲内・軸上色収差が僅か・倍率色収差が非常に小さい・非点収差が無視できる・コストパフォーマンスが良好
短所:歪曲収差が大きすぎる・周辺減光が大きい・コマ収差が目立つ
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