このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2018-08-08:ページを全体的にリニューアルしました。
- 2016-03-17:ページを公開
データベース
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
購入早見表
フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
仕様
品番 | H-ES045 |
---|---|
レンズ構成 | 10群14枚 (非球面レンズ1枚/EDレンズ1枚) |
マウント | マイクロフォーサーズマウント/金属マウント |
画角 | 27 ° |
光学式手ブレ補正 | ○(Gシリーズに準じたMODE切換えが可能) |
焦点距離 | f=45mm(35mm判換算:90mm) |
最小絞り値 | F22 |
開放絞り | F2.8 |
絞り形式 | 7枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | FULL:0.15m?∞(撮像面から)/LIMIT:0.5m?∞(撮像面から) フォーカススイッチで切換え |
最大撮影倍率 | 1.0倍(35mm判換算:2.0倍) |
フィルター径 | φ46mm |
最大径×長さ | φ63mm×約62.5mm※ |
質量 | 約225g |
付属品 | レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズ収納袋 |
紹介
マイクロフォーサーズ規格で一番最初に発売されたマクロレンズ。
描写性能は開放から高解像・高コントラストの良好な性能。歪曲収差は抑えられており、周辺の光量落ちは1段絞れば改善する。手ぶれ補正の効きは強いものの、1m以内の接写時では効き目が弱くなるというジレンマ。ローライトなシチュエーションや絞り込んで撮影する際にはシャッタースピードに気を配る必要がある。ピント面はシャープだが、アウトフォーカス部分のボケ味がスポイルされている感があるので作例をチェック。
Leicaブランドだが、外装は樹脂製なので高級感を期待すると肩透かしを食らう。その分軽量なレンズとなっているので、携帯性は良好だ。
フローティングインナーフォーカシングを採用する事で、素早く正確なピント調整と静音性を両立している。AFは素早く正確なのでマクロ以外でも常用出来る範囲だが、近景やポートレート等で使うと口径食が大きく周辺部の玉ボケが大きく歪む点はマイナスポイント。
フォーカスリングはレンズ駆動と直接連動しておらず電子式となっている。一眼レフカメラで使うマクロレンズのフィーリングに慣れていると違和感を感じると思う。繊細な動作には対応しているので、微調整が出来ない訳ではない。
関連レンズ
- M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
- M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
- LUMIX G MACRO 30mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.
海外の評価
ePHOTOzine
- ライカMマウントレンズほどでは無いがビルドクオリティは良好だ。
- 鏡筒の大部分はハイクオリティなプラスチックを使用し、レンズマウントには金属を使用している。これはレンズ重量を効果的に抑え、F2.8の等倍マクロレンズとしては確かに軽量なレンズだ。
- インナーフォーカスである。
- 一般的な撮影距離ではフォーカス速度が速く、ハンチングしないようにフォーカスリミッターも備わっている。
- 幅広のマニュアルフォーカスリングは良く減衰され、微調整できるように大きな抵抗感を持っている。
- LEICAブランドから期待できるように、解像性能は絞り開放から優れている。中央はF4で際立った水準に達し、フレーム全体のピークはF5.6で達せいされる。(LUMIX G1使用)
- 色収差はフレーム端までほとんど検出できないほど優れている。
- 周辺減光はF2.8で顕著だ。四隅は中央と比べて2.06EVほど暗い。F5.6、もしくはそれ以上絞るとフレーム全域で均一となる。
- 歪曲は樽型1.37%と予想以上に大きい。幸いにも後処理が簡単な形状だ。
560ポンドと少し高価に見えるが、優れたパフォーマンスと機能性を考慮するとマイクロフォーサーズユーザーにとってとても良い買い物となるはずだ。シャープネスは絞り開放から優れ、光学手振れ補正は良好、そしてレンズは小型軽量だ。
長所:絞り開放から優れたシャープネス・色収差がとても小さい・高速インナーフォーカス・便利な手振れ補正・フォーカスリミッター・小型軽量
短所:マクロレンズとしては想像以上の歪曲収差・F2.8で周辺減光が目立つ
Lenstip
- ビルドクオリティは素晴らしいの一言だ。
- レンズにはフォーカスリミッターと手振れ補正用のスイッチが配置されている。
- レンズは日本製だ。
- 19mm幅のフォーカスリングは滑らかに動作し強い抵抗感で正確にピント調整が可能である。非難の余地はない。
- レンズにはフードとソフトケースが付属する。
- 他社のマクロレンズが3段に達する性能を持っているのに対し、このレンズはおよそ2.3段とあまり良くない。
- 中央解像:絞り開放から75lpmmを上回り、1段絞ると80lpmmを超える。我々がテストしたマクロレンズの中でも最良のパフォーマンスだ。
- 周辺解像:中央とは一転し、絞り開放では良像を下回り、良像に近づけるためには1段以上絞る必要がある。ただし、この結果はフレーム端のみが弱く、周辺解像はずっと良好だ(41lpmm)。さらに、より小さいテストチャートで確認すると結果は良好となる。これはマクロ領域に解像性能が最適化されているためだ。
- 倍率色収差は良好に補正されており、絞り開放付近では目視できない。絞ると僅かに増加するが、それでも低レベルを維持している。
- 軸上色収差も全く厄介とはならない。
- 歪曲はRAWで0.29%、JPEGで0.28%だ。
- コマ収差を見ると、フレーム隅の解像性能が悪化している原因が分かる。フレーム隅の点光源は明らかに変形しており、これは1段絞っても改善しない。
- 非点収差は6%とそれほど厄介ではない量だ。
- 周辺減光は絞り開放で-1.43段と目立ちやすい。
- 逆光耐性は任意にフレアを発生させることが難しいほど良好だ。肯定的に評価できるポイントである。
- オートフォーカスは静かだが高速ではない。FULLの状態でピント距離全域を移動すると4秒ほどかかる。LIMITモードにすると1秒まで大きく改善する。
長所:コンパクトで頑丈な鏡筒・センセーショナルな中央画質・無視できる色収差・低歪曲・良好に補正された非点収差・とても良好な逆光耐性・静かで正確なオートフォーカス
短所:平均的なフレーム隅の画質・目立つコマ収差・周辺減光が少し多すぎる・オートフォーカスが遅い
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.は完璧では無く、マイクロフォーサーズ用レンズとしては高価なマクロレンズだ。価格設定を考慮すると欠点が多く感じるかもしれない。
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