さて、一眼の焦点距離をひと通り揃えた(10mm?300mm)ことで一つ分かったことがある。それは構図が非常に重要だと言うこと。
何をいまさら…。とおっしゃる方もいるでしょう。それは被写体に対するフレーミングであり、パースペクティブであり、ポジショニングであり、タイミングであり。多分一眼初心者に陥りがちな罠に自分も嵌ってしまったんだと思う。本日は坂井市丸岡町にある福井県グリーンセンターに行ってきた。
sigma 10-20mm f4-5.6 遊具広場にて
カバンに焦点距離を全てカバーしたレンズを詰めて出撃すると…被写体の選定で迷い、レンズの選定で迷い、さらに構図で迷う事になる。これがプロカメラマンであれば、適時レンズを交換して最適な画角で最適な構図が頭に浮かぶのだと思う。ここで面倒になってレンズ交換をせずに、レンズに合わせた被写体を探し始めるとドツボにハマる。これが被写体が見当たらないんだな。
sigma 10-20mm f4-5.6 入り口付近にて
最近新調した超広角ズームのSigma 10-20mmと18-35mmをメインに使いたいと思って公園に繰り出したのはいいものの、季節は冬でなかなか広角側で構図が決まらない。無理やり接写しても「なんじゃこりゃ?」と言った写真が出来上がってしまう。ともすると、売却予定のタムロン70-300mmA17のマクロで遊び始めたりしてしまい収拾がつかなくなった(笑)
そうそう、話が逸れるがマクロがなかなかに面白いと気がついた。今までは広角メインの風景を撮っていたが、なかなか構図が決まらずにヤキモキすることが多かった。しかし、望遠マクロを使った撮影の場合は自然とフレームの中には主題しか入らなくなる。あとはここに主題を置いて、背景をこっちにして、ボカして…と非常に撮りやすい。撮りやすいと面白いと感じる、単純なことだよね。普段は広角のフレーミングに頭悩ませつつ、息詰まったら望遠マクロでリラックスだ(笑。
一眼初心者の方のレンズ選び・メインの画角の選定
さて話を戻すと、まず車から降りる段階で「被写体は花や木だ!持っていくものは中望遠!」とか「あくまでも広角!遠近感や撮り方を工夫してみよう!」と言った決め事をしておくべきだった。特に上手くもないのにインスピレーションに頼って被写体を探すのは無謀と言うもんだ。まずは自分が攻める画角と被写体を決めておけば、持っていく道具も少なくて済む。また、それらを通じて自分が投資していくべきレンズ資産も自ずと分かってくるだろう。
これから一眼カメラの購入を検討している方であればまずは一眼ボディとサードパーティ製の安い便利ズーム(タムロンの18-200mmのマクロ等)を購入して自分が力を入れたい画角をまずは見極めるべき。その上で、広角・標準の風景やスナップか、中・望遠のポートレートなどか、マクロの植物や昆虫などかによってレンズに投資していくことがカメラ趣味の近道だ。方向性させ決まってしまえば便利ズームはオークションでおさらばだ(笑
TAMRON 18-200mm MACRO