実を言えばSIGMAの18-35mmF1.8のレビューをしたいところなのだが、ナンテコッタイずっと天気が良くないのだ(笑 室内撮りならともかく、屋外ではまだ使える環境下での撮影が済んでいない。一度ピント調整を実施しているので早いとこ撮りたい所…。明日から仕事が4連休なのでタイミングを見計らってパシャパシャしたい。
今回はそんな曇天模様や雨の中、雪の中での強行軍を可能にするWR、AWについて。特にK-3を購入してからずっと使っている18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WRについて触れていきたいと思う。別に天気悪い時までカメラ使わないしって方には無縁の記事になるので始めにおことわりを。
カメラ小僧と冬の空
冬場は特に天候が悪いので、休日と天候がマッチしないことが多い。天気が悪くても仕事の休日は変えることが出来ない。一週間前から天気が悪いことが判明していても、自分で出来る事と言ったら祈祷でもするか別の趣味に投じる計画でも立てるしか無い。もしくは無理して被写体を探しに行くか、カメラ片手に室内で悶々するか…。私は前者、傘さしてカッパ着てでも外に出る。上の写真はいつぞやの東尋坊での一枚。まあ、目の前で波しぶき浴びようが果敢に攻めることが出来る。身の危険が及ばない限りにだけども(笑
なんだかんだで、天気が回復して曇天模様の雲の隙間から覗く青空や日差しを撮ることもできるし、雨に打たれる風景を撮ることも出来る。雨の日しか撮ることが出来ない被写体は存在し、尚且つ競合するカメラマンの人口が急激に落ちることで自分の写真が露出する機会も晴天に比べれば増える…はず
耐水性能とお値段のバランスは大事だよね
そうなると必要な物は防滴・防水の機材だ。レンズにタオル巻いて撮影など論外。いつ水が浸透してしまうか、気が気でなく撮影に集中出来ない。私は多少画質を我慢しても防滴以上の機材を使いたい。カメラ用のカッパも論外、カメラがカメラとして使いにくい上に何時何時浸水するかやはりビクビクすることになる。
ここで大手C社N社ユーザーにとっては致命的な欠点が出てくる。防滴以上の性能を有している耐候レンズが高級レンズに集中している点だ。貶めるわけではないので付け加えると、レンズそのものは非常に充実している。ズームから単焦点までバリエーションが豊富でフルサイズ対応、と言うかフルサイズ用に作られている。APS-Cメインのアマチュアとフルサイズメインのビジネスユース(もしくはヘビーユーザー)とを完全に住み分けした状態。
一眼カメラ大手としては耐候性能というアマチュア枠ではニッチなカテゴリは省いたと言う訳だ。まあ、アマチュアで土砂降りの中、撮影かましたい人なんてあんまりいないよね(笑 野球などのスポーツでコンディションが雨の日はあるだろう、そういうジャンルを撮る人は自ずとフルサイズで防滴構造のレンズになってくるのだろう。大手の考え方は間違ってはないと思う。しかし、ニッチなアマチュアユーザーは置いてけぼりをくらうか、涙を呑んで高級レンズを買うしかない。
このジャンルでアマチュア層に幅を利かせているのがPENTAXとOLYMPUS。但し、OLYMPUSの最近のマイクロフォーサーズ用のレンズは防滴性能を謳っているレンズはまだ少ない。また、OLYMPUSユーザーではないのでそこまで詳しくない。店頭で触った限りではOM-D E-M1はなかなか良さそうなカメラだと感じた。あれは良いカメラだ、でもちょっと高いよね。
さて、PENTAXに話を戻そう。ニッチが得意分野のPENTAX。アマチュア層狙いのカメラにしては極端なほどの耐候性能を持ち合わせつつ価格を抑えたカメラ・レンズを色々出しているのは既にPENTAXユーザーなら知っていると思う。
特にDA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WRはK-5と同時にキットレンズとして出された防滴性能を有したレンズだ。私もK-3のキットレンズとして同時に購入した。恐らく最近始めたPENTAXユーザーならば一番使用頻度の高いレンズだと思う。十分な焦点距離に防滴性能に加えてインナーフォーカス、DCモータ内蔵によりフォーカスもソコソコ早い。25mmくらいから広角側や望遠端の描写が多少甘かったり四隅が流れる事を妥協できれば十分に活躍出来るレンズだ。相当強い逆光耐性も風景撮りの方には良い性能の一つだろう。
防滴性能でズームも良好、コンパクトとくれば、使用頻度も高くなりその分シャッタチャンスも増える。PHOTOHITOのKマウントレンズ作例の中では一番作例が多いレンズがこのレンズだ。どうでもいい作例も多いが、「このレンズでここまで撮ることが出来るのか」と自信を持たせてくれる作例も非常に多い。このレンズに飽きるまではこれ一本でも問題ないと感じてしまう。
しかも、最近ではK-50のキットレンズセットとしても販売されており、それが安いのなんの。レンズ単品だと4万くらいで、K-50とセットで5万半ばと来たもんだ。APS-Cサイズのカメラで防滴ズームまで揃えて5万5千円程度で揃うのはPENTAXくらいだろうか。焦点距離が問題無ければ山歩きにはこれで十分と言った所。安い防滴レンズで言うと、他にもダブルズームキットで販売している18-55mm、50-200mmのWRがある。
また、キットレンズからの防滴レンズのステップアップとして16-85mmの焦点距離のレンズが販売開始している。こちらは6万円と多少高いが、他社の防滴仕様のレンズに比べると十分に安いと思う。他にも20-40mmLimitedやDFA100mmMacro、55-300mmなど各焦点距離や望遠マクロも手頃な価格帯で販売している。私の次の目標は恐らくDFA100mmMacroだと思う。どのレンズも描写性能やコンパクトさで評価を得ているレンズが多いので、どれを買っても損は無いと思う。ついでに言えばリアコンバーター*1.4も防塵防滴だったりする。すごいなPENTAX…。
さらに上級レンズとして、スターレンズ群が存在している。スターレンズはさらに防塵性能も有しており、それに応じた活用範囲が増える。しかし、ここまで来ると価格も10万近いレンズが多いので、防塵機能が必要かどうかは考えなければいけないだろう。私もそこまで拘りは無いので、防塵性能を付けるくらいであれば安レンズで使い潰す方を選んでしまう。
安いと言うこと
耐水性能を有していると言っても、完全出はないのが防滴仕様の不安な所。しかし、以前の記事でも書いた様に、やはりある程度の防滴機能に加えて安いと言うことはかなりのメリットだ。強行軍で土砂降りの中で撮影をして故障したとしても、システム全体として安くついているので交換が他のメーカーに比べて容易だ。流通量が多く、中古レンズとして露出の機会も多い。注意すべきはマウント部などのシーリングが経年で劣化している可能性あるので、中古品を買う時はその点に気をつけて購入しよう。
K-2桁シリーズの後継機が発表されたので、来年あたりでK-50のキットレンズセットが処分価格になった際にサブシステムを組みたい。
何度も書くことになるが、防滴性能でPENTAXを推すのは価格帯だ。防滴性能の良否については他社機を持っていないので、比較検討は出来ない。軍資金が潤沢にあれば、別にPENTAX機に拘らずとも大手フルサイズ機を使った方が満足行くかと思う。あくまでも、システム全体として5万?20万くらいで考えているアマチュア層でさらにニッチな防滴性能が欲しいのであればPENTAXはオススメメーカーだ、と言うことになる。
さらに言えば今現在広角側の防滴レンズのラインナップが無い、12?24mmWRはよ!(笑
お買い得情報(タイムリーネタ)
色々調べていると色々混みで47,900円(税込)で楽天市場で販売しているK-50を見つけた。このキットは18?55WRのみなので、焦点距離はちょっと不便かもしれない。フィルターやメモリーカードも付いているので、購入してすぐ使えるのは魅力か。楽天ポイントがあればポイント消費分で安く購入出来る。フィルターやメモリーカード分を考えると、価格.comの最安値よりもお買い得。楽天を活用しているのならばこちらの方が安く感じる。
【Class10 SDカード8GB&保護フィルター付!】 ペンタックス K-50 レンズキット ホワイト【メール便不可】 価格:47,900円 |
一方こちらはダブルズームキット。フィルター等は付いていないが、実売2万程度の望遠ズームが付いて、同程度の価格。
ペンタックス K-50 ダブルズームキット ブラック 防塵防滴デジタル一眼レフカメラ【メール便不可】 価格:48,300円 |
こちらは18?135mm付きの新品ワケあり品。どうも化粧箱と説明書がついてないらしい。安いけど、購入に踏み切るかは考えもの。
PENTAX★デジタル一眼レフ K-50 ボディ BK★ワケあり●新品【即納】【訳あり】≪ペンタックス デジカメ デジタル一眼カメラ ブラック K-30 18-135WRキット≫ 価格:45,200円 |